こんにちは!難波矯正歯科です。
ふと鏡を見た時に口角が下がり、口周りがたるんでいると感じた人も少なからずいるのではないでしょうか。初対面の人と会った時に、口元の印象が第一印象を左右することもあります。
特にマスクを常に付けている人であれば「マスク下であまり笑わなくなったかも」と感じる人もいると考えます。口角が位置が変わってしまう原因は口周りの筋肉の衰えだけでなく歯並びが関係していることもあるのです。
今回は口角が下がる原因は歯並びが関係しているのか?口元の印象改善方法について、詳しく解説していきたいと思います。
目次
歯並びの悪さは口角下がりに影響する
歯並びが悪いと口角が下がり口元の印象の悪さに繋がります。口角を下げているつもりはなくても、歯列不正で口周りの筋肉の使い方が変わるため口角が下がる、下がっているように見えることもあるのです。
特に口角の位置に変化が起こりやすい歯並びは以下の3つがあります。
出っ歯
上の歯が、下の歯より突出して出ている歯並びを出っ歯または上顎前突といいます。歯が前に出ていることで上唇側の筋肉が引っ張られてしまい口を無理やり閉じようとすると口角が下がってしまうのです。
口ゴボ
口ゴボは、パッと見たときの歯並びは綺麗ですが、横から見ると口元がモコっと膨らんだ不正咬合をいいます。
見た目は歯並びが悪いように見えませんが片顎の歯列、もしくは上下とも前に出ています。そのため口周りの筋肉が緊張してしまい口角が下がりがちになってしまうのです。
受け口
出っ歯とは違い、下の歯が上の歯よりも前に出ている不正咬合を受け口(下顎前突)と呼びます。
噛み合わせの異常だけの人もいれば、稀に遺伝的に骨格によって下顎の方が大きい人もいます。受け口だと口を閉じるとき、下唇が上にひっぱられるため口角が下がりやすくなってしまうでしょう。
口角が下がる原因
口角が下がる原因は歯並びだけではありません。
歯並びは問題ないハズなのに口角が下がっていると感じる人は以下の原因が当てはまるかもしれません。
・加齢
・表情筋の衰え
・生活習慣や癖
・生まれつき
それぞれ詳しくみていきましょう。
加齢
加齢に伴う筋肉や皮膚のたるみで口角が下がってしまいます。
歳を重ねると共に口周りの筋肉を使う回数が減ったり、重力に逆らえず皮膚がたるんでしまったりして自然と口元の印象が変わってしまいます。特にマスク生活で、人前に出てもあまり笑顔を意識しなかった人は、一気に老け込んだと感じる人も少なくないでしょう。
表情筋の衰え
筋肉は使わないと衰えてしまいます。
特に口周りの筋肉は「表情筋(顔の動き全てに関係する)」「咀嚼筋(下顎の動きに関係する)」「広頚筋(口角を下げる動きに関係する)」など多数あり、それぞれ目の下から顎さらに首にかけて連なっています。
筋肉は使わないと衰えてしまうため、口角が下がりやすくなってしまうでしょう。
生活習慣や癖
生活習慣や日常何気なくしている癖にも口角が下がる原因があります。
食事
食事する際、早食いになる人は口周りの筋肉に影響を与えてしまいます。
ゆっくり噛むことで表情筋が鍛えられますが、早食いの人だと口周りの筋肉があまり刺激されないためです。さらに早食いは消化器官にも影響するため、よく噛んで食べるよう意識しましょう。
口呼吸
口呼吸の人は口角の位置が下がっている人が多いです。
口で呼吸するため、常に口が開いており口を閉じるための筋肉を使わず口角が下がりがちになってしまいます。
歯ぎしりやくいしばり
寝てる間の歯ぎしりやくいしばりも口角が下がる原因です。
歯ぎしりやくいしばりは無意識下でおこなうことが多く、噛む力が強いため口周りの筋肉が緊張してしまいます。
姿勢
パソコン作業やスマホを使用する際に下を向く姿勢をすることで首回りの筋肉が緩み、それに連なって口周りの筋肉も衰えてしまいます。
猫背や前かがみの姿勢にならないよう気を付ける必要があるといえるでしょう。
生まれつき
実は日本人のほとんどは生まれつき口角が下がる傾向にあるといわれています。
日本人は人と話す時にあまり表情で感情を伝えるということをしません。したがってあまり表情筋が活発的に動かず口角が下がりやすくなるのです。
口角が下がったままだと何か問題があるの?
口角が下がった状態のままだと見た目の印象に影響を与えることがあります。
常に口元がヘの字に見えてしまい「不機嫌」「怒っているのかと思った」と言われることも少なくありません。
特に初対面の人への第一印象はとても大事です。接客業など人と関わる仕事をされている方は、好感が得られるよう口角を上げるための改善をする必要があるのではないでしょうか。
口角を上げて口元の印象を変える方法
相手に好印象を与えるためにも、またご自身の笑顔に自信を持つためにも口角を上げて口元の印象を変えてみませんか?
口元を改善する方法をお伝えしていきます。
歯列矯正
口角下がりの原因の1つである歯並びを根本的に解決するには、歯列矯正が必要となります。
また歯並びを整えることで笑顔に自信が持てるようになり自然に口角も上がることでしょう。
ワイヤー矯正
歯にブラケットとよばれる装置を装着しワイヤーの力で歯を動かしていきます。
・裏側矯正(舌側矯正):歯の裏側に装置を装着するため目立ちません。慣れるまで少し滑舌が悪くなりますが、内向きに力がかかるため出っ歯などを引っ込めるのに適している治療です。
・表側矯正:歯の表面に装置を装着するため少し目立ちますが、費用を抑えることが可能です。最近では目立ちにくいセラミックブラケットもあります。適応できる症例が幅広いのが特徴です。
ワイヤー矯正は毎月調整に通院しなければなりませんが、取り外しなどの自己管理の必要がありません。
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マウスピース型矯正
透明のマウスピースを1日20時間以上装着して歯を動かしていきます。
取り外しができるため通常通りブラッシングできます。
ただし、毎食後に歯をキレイにする必要があり装着時間も守る必要があるため、外食が多い方などは人前でマウスピースを着脱しなければならず難しいかもしれません。
マウスピースは透明のため、初見では矯正していると気付かれにくいでしょう。
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表情筋トレーニング
口角を上げるために口周りの筋肉を鍛えるトレーニングを紹介します。
割り箸トレーニング
1.割り箸を横にくわえます。
2.くわえた状態で「イー」と発音しながら口角を上げ30秒キープします。
3.力を抜き10秒休憩します。
上記を3回ほど繰り返してみましょう。
舌回しトレーニング
1.口を閉じたまま舌を上の前歯に置きます。
2.そのまま舌で歯ぐきをなぞるようにゆっくりと上下1周します。
3.右回り、左回りをそれぞれ20回程度おこないます。
表情筋のトレーニングは、矯正装置がついている状態では舌が傷ついてしまうことがあるため控えるようにしてください。
表情筋を日常的に意識する
日常において表情筋を意識してみましょう。
笑顔でいるだけでも筋肉を使っています。よく話し・よく笑うように意識してみるのもおすすめです。
また表情筋が緩んだり硬くなったりしないよう姿勢を正して、歯ぎしりやくいしばりの対策をするようにしましょう。
まとめ
歯並びは口角の位置や口元の印象を与えるのに影響しています。
いつも他人から不機嫌や怒っているように見られる人は口角が下がっているせいかもしれません。
また歯並びを隠すために無理に口を閉じたり笑顔に自信が持てなくなったりすることで、さらに表情筋を使わなくなってしまいます。口元の印象を変えるためにも原因の1つと考えられる歯並びの改善を、一度検討してみてはいかがでしょうか。
気になることがあれば難波矯正歯科にご相談ください。
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