矯正治療は数ヶ月〜数年にわたる長期の通院が必要なため、「通院が難しくなった」「引っ越しや転勤で通えなくなった」という理由から「途中で医院を変えたい(転院したい)」と考える方も少なくありません。結論から言えば、矯正治療の途中でも転院は可能です。
ただし、実際に転院する際にはいくつかのハードルがあります。
まず知っておきたいのが、医院によっては「転院制度自体が設けられていない」ことも多いという点です。このような場合、転院先では一から契約し直しとなり、初期費用や検査、装置の再装着などが新たに必要になるケースもあります。また、使用する矯正装置の種類(ワイヤーの太さや材質、ブラケットの形状など)が医院によって異なるため、現在使っている装置がそのまま転院先で使えるとは限りません。とくに独自の装置や治療システムを採用している医院では、装置の互換性がなく、再スタートとなる可能性もあるのが現実です。
一方で、難波矯正歯科のようにグループ内で転院制度を整えている医院もあります。当院では、同じ治療契約のまま、グループ内の別の医院へ移って治療を続けることが可能です。これは、治療方針や装置の仕様が統一されているグループ体制だからこそ実現できる仕組みです。
このように、矯正治療中の転院は可能ですが、「どの医院で治療を受けていたか」「転院先がどういった制度を持っているか」によって、費用や手続きの負担が大きく変わってきます。
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目次
矯正の転院が必要になる主な理由
矯正治療は、歯並びを整えるだけでなく、かみ合わせや口元のバランスまで改善するため、数ヶ月〜数年の長い期間をかけて進めていく治療です。そのため、治療の途中で環境や生活スタイルが変わることは、誰にでも起こり得ます。
ここでは、実際に患者さまからよく寄せられる「転院を考えたきっかけ」について、主な理由を詳しくご紹介します。
引っ越し・転勤などによる環境の変化
矯正治療中に引っ越しや転勤が決まり、もともとの通院先から離れることになったという方は非常に多くいらっしゃいます。新しい勤務地や居住地が遠方になると、定期的な通院が負担になり、移動時間や交通費の負担も無視できません。
とくに矯正治療は、月1回〜数ヶ月に一度の調整やチェックが必要なため、物理的に通い続けるのが難しいと感じるようになった段階で、転院という選択肢を考えることになります。
通院のしやすさを見直したくなった
通院スタート時は「少し遠くても頑張ろう」と思っていても、治療が進むうちに、生活の変化や体調面の影響で、通院の負担を感じるようになる方もいます。
たとえば、「仕事帰りに通うつもりだったが、残業が増えて通えなくなった」「育児や介護が始まり、まとまった時間が取りづらくなった」といった背景から、もっと通いやすい場所への変更を検討する方が増えています。今後も無理なく通い続けるために、治療を中断するのではなく、継続しやすい医院へ転院するという選択肢は前向きな判断といえるでしょう。
ライフステージの変化に伴う見直し
矯正治療は、生活の質を高めるための医療でもあります。そのため、ライフステージの変化とともに、「通院時間を短縮したい」「今の自分に合った治療環境で進めたい」と考えるようになることも自然な流れです。たとえば、就職・進学で地元を離れた学生の方、妊娠・出産でライフスタイルが大きく変化した方などは、「続けたいけど、今の場所では難しい」と悩まれることがあります。こうした場合も、転院という選択によって、無理なく矯正治療を続けることができます。
転院にかかる費用や、支払い済み治療費はどうなる?
矯正治療の途中で転院を考えたとき、多くの方が気になるのが「費用はどうなるのか?」という点です。
転院では、治療内容だけでなく金銭面でも注意すべきポイントがあります。
まず、一般的な歯科医院では、転院制度が用意されていないケースが多く、その場合は転院先で新たに治療契約を結び直す必要があります。これはつまり、すでに支払った治療費が一部返金されることはあっても、新しい医院では再度初診料・検査料・装置代などが発生するということを意味します。さらに、装置の再装着や治療計画の作り直しにより、追加費用がかかる可能性もあります。
一方で、難波矯正歯科が属する渋谷矯正歯科グループでは、グループ内転院制度を整えています。この制度を利用することで、契約内容を引き継いだまま別のグループ医院で治療を継続することが可能です。装置の仕様も統一されているため、無駄な再製作や余計な追加費用の発生がなく、負担を最小限に抑えることができます。
今後、引っ越す可能性がある方や数年の間に大きな変化がありそうな方にはぜひ当グループで矯正を考えてみてください。
転院先での治療はどうなる?
転院先では、初診のカウンセリングや精密検査が改めて必要になるのが一般的です。
これは、これまでの治療がどのように進んでいたのか、現在の歯の動きやかみ合わせを確認するために不可欠なステップです。特に、治療方針や装置が異なる場合、再評価したうえで治療計画を立て直すことになります。
装置の引き継ぎについては、転院先の医院で使用されている装置と互換性があるかどうかがカギとなります。医院によって独自のブラケットやワイヤーシステムを採用しており、現在の装置がそのまま使えないこともあります。その場合は、新たに装置を作り直し、治療プランを再構成する必要が出てきます。
この点において、難波矯正歯科が属する渋谷矯正歯科グループでは、共通の装置・治療システムを導入しているため、装置の継続使用が可能なケースが多いのが特長です。契約内容を引き継ぎつつ、治療を無理なく継続できる仕組みが整っているため、通院先の変更もスムーズに行えます。
難波矯正歯科での転院受け入れ体制
矯正治療は長期にわたるため、転勤・引っ越し・生活の変化などで「別の医院で治療を続けたい」と考えることがあります。こうしたときに不安なのが、治療の中断や装置の引き継ぎ、追加費用の問題です。
難波矯正歯科では、そうしたご心配に対応できるよう、グループ医院間でスムーズに治療を継続できる転院制度を整えています。治療の進行状況や装置の情報はグループ内でしっかり共有されており、使用中のブラケットやワイヤーなども、基本的にはそのまま使用可能。再設計や装置の再製作といった余分な手間や費用を抑えることができます。
また、転院のタイミングで不安を感じやすい方のために、初診カウンセリングでの転院相談も承っております。ご希望に応じて、現在の治療内容やこれまでの経過を丁寧に確認し、今後の治療方針をご提案します。
※当グループ以外からの転院の受け入れは、通常の新規ご契約と同じ料金となりますことご了承ください。
まとめ
矯正治療は長期間にわたるからこそ、ライフスタイルの変化によって「今の医院で治療を続けられない」という状況が起こることもあります。矯正中の転院は可能ですが、医院によって転院制度の有無や対応の仕方が異なり、装置の引き継ぎや費用面で思わぬ負担が発生するケースもあるため、注意が必要です。
一般的には、転院によって治療契約を一から結び直したり、新たな装置代が発生したりすることがありますが、当院での治療中の転院は、グループ内で統一された転院制度が整っている医院なので契約を引き継いだままスムーズに治療を継続することが可能です。装置の互換性や治療計画の共有体制が整っているため、再スタートへの不安やコストの増加を最小限に抑えることができます。
もし現在、ライフステージの関係で矯正をするか悩まれている方はぜひ難波矯正歯科でご相談ください!できる限りご要望に沿えるようにご提案させていただきます。
難波矯正歯科では、矯正治療に関するご相談を随時受け付けております。「自分の場合はどうなんだろう?」「どんな治療法があるの?」「期間や費用は?」といった疑問やご不安など、どんなことでもお気軽にお話しください。
当院は南海難波駅から徒歩3分で、仕事終わりにも通いやすく遊びに行くのにも便利な立地です。歯医者のためだけに遠くに通うのはちょっとという方にはぜひ当院をお選びいただけたらと思います。
当院のカウンセリングでは矯正経験のあるカウンセラーより、お悩みを一緒に解決できるようご提案させていただいております。ご自身のことをより知りたいと思っている方はぜひ精密検査(有料)も受けてみてください。知りたいことや矯正後の自分をより知れる機会になります。
スタッフ一同ご来院をお待ちしております。
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