矯正期間を短くするために

できるだけ短い期間での治療完了を目指す裏側矯正

矯正治療の基本は、「弱い力を長い間かけ続けること」ですが、長い治療期間はやはりデメリットも多く、職場や学校など多忙な毎日を過ごす患者さまに負担を強いる場合もあります。
「難波矯正歯科」では、治療の質を保ちながら、全ての患者さんが矯正治療をできるだけ早く終わらせるための工夫やオプション治療を行っています。

できるだけ短い期間での治療完了を目指す裏側矯正

長い矯正期間中に
起こりうるデメリット

1. 虫歯や歯周病への罹患

2. ライフスタイルの変化による治療の中断

矯正治療をできるだけ早く
終わらせるための工夫

デジタル設備の導入

難波矯正歯科では各工程にデジタル技術を導入しており、この点は全ての患者さまにご経験いただけます。
デジタル技術の利用により、シンプルなフローで効率的な治療を行うことができます。

デジタル設備の導入
院内技工だからスムーズ

外部の歯科技工所へ依頼するクリニックも多い中、難波矯正歯科はグループ内に技工所を持っています。
デジタルデータでのやり取りを行う他、技工所とのコミュニケーションもスムーズに行えるので時間の短縮につながります。

院内技工だからスムーズ
必要に合わせた複合治療

歯を大きく動かす必要がある等の難症状の場合には歯科矯正用アンカースクリューと呼ばれるネジを利用した治療など複合治療の選択肢も患者さまの同意のもと考慮にいれます。
また、裏側矯正(装置が裏側につくタイプ・リンガル矯正)によって大きく歯を動かしたのち、マウスピース型矯正へ切り替え、ワイヤーの装着時間を短縮させる治療方法もございます。
患者さまの希望と症状に合わせオーダーメイドの治療方法を考えていくことも 「早く終わらせる」ための工夫です。

必要に合わせた複合治療

治療期間について
のよくある質問

虫歯があると治療期間は長くなる?
矯正治療を考えていますが、虫歯かな?という歯があります。虫歯があると治療期間は長くなりますか?
まずは虫歯治療を

まず、虫歯の影響で矯正治療が長引く、歯が動きにくいということはありませんが、矯正開始前に虫歯が確認できる場合には、原則として虫歯を治療してから矯正治療を始めることになります。
そのため、矯正治療のスタート時期が遅くなると言えます。矯正治療中は虫歯のリスクが高くなり、矯正治療前からみとめられる虫歯は悪化する可能性もあります。
せっかく矯正治療をしても、虫歯で歯を失ってしまっては元も子もありません。
特に治療の必要がない軽度の虫歯を除いて、基本的には虫歯治療を優先させましょう。

抜歯の対象となる歯が虫歯の場合

ただ、矯正治療では治療に抜歯を伴う場合があります。
矯正治療の抜歯では主に小臼歯を抜いて歯の並ぶスペースを作っていきます。
歯が虫歯になっていても、その歯が矯正治療計画の中で抜歯の対象となっていれば、治療の必要がない場合もあります。
虫歯治療をまだ開始していないという方は、まずは矯正治療のご相談に来ていただくと、虫歯の治療が必要かどうかについてお話しさせていただけます。

矯正治療中の虫歯にもご注意を

ととのえた歯並びや噛み合わせを生涯維持していくためには、虫歯予防・歯周病予防が大切です。
先ほども述べましたが、特に矯正治療中は虫歯のリスクが高まります。
矯正治療中に虫歯になってしまった場合は、経過観測、矯正治療と並行した治療、矯正装置を外しての治療など、その症状によって変化しますが、矯正装置を外さなければ治療できないものの場合は、その期間中、矯正治療がお休みとなってしまいます。
この場合には治療期間にも影響が出てきてしまいますので、やはり虫歯には注意が必要です。

矯正中の虫歯リスクを避けるために

難波矯正歯科では、正しいデンタルコントロールを患者さまにお伝えする取り組みを行っています。
歯磨きをはじめ、デンタルケア用品を用いたお手入れ方法をお伝えするほか、定期的にクリニーング・健診を行っていただくことで、健康な口腔内環境の維持が期待できます。

歯を削る・抜くのを避けると治療期間は長くなりますか?
自分の歯を削ったり抜いたりするのをできるだけ少なくしたいのですが、そうすると治療期間は長くなるのでしょうか?

まず、「抜歯をしない・歯を削らない」から治療期間が長くなる、ということはありません。
抜歯を伴わない矯正治療はどちらかというと、歯を動かす距離が小さい治療が多いので、どちらかというと治療期間は短い傾向にあります。
ただし、矯正治療の抜歯は患者さまの歯並び・かみ合わせの症状や、矯正治療後の側貌(横顔・口元の印象)とも関わってくることですので、矯正歯科としては、患者さまの希望を汲みつつも、患者さまに本当に必要な治療のご提案をしていきます。

矯正治療と抜歯について

舌側矯正や歯科矯正用アンカースクリューの使用によって、歯の大きなコントロールも以前より容易になりました。
そのため、難波矯正歯科では、患者さまの健康な歯はできるだけ残すという方針で治療を進めています。
とはいえ、治療後の美しい歯並び、正しいかみ合わせのことを考えると、どうしても抜歯が必要な症状もあります。
そうした症状で抜歯をせずに無理やり歯を並べてしまうことは、さまざまなリスクにつながるため、矯正歯科としてはおすすめしません。
ぜひ、以下の記事もお詠みになって、矯正治療と抜歯の関係についてご理解いただければと思います。

IPR(ストリッピング・ディスキング)/ 歯を削ることについて

「歯を削ることを少なくしたい」とのことでしたが、「矯正治療で歯を削る」のは、大抵の場合、抜歯の代わりに歯を並べるスペースを作っていく際に行われます。
これはIPR(InterProximal Reductionの略)と主に呼ばれる処置で、歯の表面のエナメル質をわずかに削っていきます。
エナメル質は通常1〜2mm程度の厚さを持っていますが、その3分の1以下の範囲(0.25mm~0.5mm程度)で削って歯と歯の隙間を作っていきます。
エナメル質を削るからといって虫歯になるリスクはありませんし、削る際の痛みもありません。
歯科医で「削る」と聞くと、どうしても怖い・痛いイメージが伴いますが、歯への負担がない範囲で、ごくわずかに削る方法ですのでご安心ください。

矯正治療後のリテーナーはどのくらいの期間装着が必要ですか?
リテーナー装着の期間

矯正治療完了後は、まだ歯の周りの組織が安定していないので、後戻りしやすい状態です。
それを安定させるため、保定期間中*に使用するのが「リテーナー」です。難波矯正歯科では基本的にはマウスピースタイプのリテーナーを使用しています。
*リテーナーを用いて歯を安定させ、しっかりとかめるようにしていくための期間装着期間は患者さまによりますが、矯正治療にかかった期間と同程度とお考えください。
目安としては1年〜2年程度です。

リテーナーの装着時間

1日のうちリテーナーをどの程度の時間つけているかについてですが、矯正治療完了直後は食事などを除いて、ほぼ1日中の装着が必要です。
そこから夜間のみ、1日おき…というように、徐々に装着時間を減らしていき、最終的にはリテーナーの装着をやめます。
リテーナーの装着期間や時間は、定期健診の際にドクターがお伝えしていきます。
患者さまのなかには後戻りを心配され、保定期間の終了後も定期的にリテーナーを使用する方もいらっしゃいます。
後戻りを未然に防ぎ、矯正治療後の歯の状態をより良く保つためにも、定期的なご来院をお勧めしています。

カウンセリングの想定よりも治療期間が延びることはありますか?

まず、ご理解いただきたいのですが、カウンセリングでは具体的な治療期間についてはお伝えしていません。
(精密検査・治療計画の前であるため)具体的な治療期間をお伝えすることができるのは、精密検査後となります。
最近では、デジタル設備による治療シミュレーションや矯正治療の進歩によって、治療期間も予測しやすくなってきています。
とはいえ、矯正治療は人の体のメカニズムを利用しています。
そのため、年齢や個人差によって「歯の動きやすさ」に違いがあります。
また、マウスピース型矯正治療では、マウスピースの装着時間が足りていない場合、歯の動きが遅くなったり、戻ってしまうこともあります。
そのような理由から、患者さまによっては、はじめにお伝えした治療期間の目安よりも伸びる可能性もあります。
ただ、治療期間が延びる場合にも、難波矯正歯科では追加料金は発生いたしません。
クリニックとしては、定期的な通院の中で「歯の動くスピード・動き方」なども含めて確認し、必要があれば治療計画の見直しや歯の動きを早める処置のご提案なども行っていきます。
不安な点がございましたら、通院時などに気兼ねなくお伝えください。

一時的に通院ができなくなると、その後の治療に影響しますか?
諸事情で一時的に通院ができなくなってしまうのですが、治療に影響はありますか?

治療休止の期間にもよりますが、一時的にであれば、それほど問題はございません。
必要に応じて、その段階までの歯並びが保たれるような処置をいたします。
矯正治療をお休みする前のご来院までにその旨をお話しください。

通院頻度の少ないマウスピース型矯正

上記で述べたように、通院できない理由やその期間にもよりますが、「マウスピース型矯正」の場合は矯正装置(マウスピース・アライナー)の交換を患者さまご自身で行うので、もともと通院頻度が少なく、1〜3ヶ月に1回(症状による)となります。
マウスピース型矯正はすべての症状に適応するわけではありませんが、お忙しい方にはおすすめの治療方法です。
また、通院中、次の来院が難しい場合などには、まず早めにご相談ください。

全ての治療が完了した後も定期健診はありますか?

はい、ございます。
治療が完了したのち、「保定期間」に入り、整えた歯周辺の組織が安定するのを待ちます。
この間はおよそ半年に1回程度のペースでご来院いただき、経過観測、定期的な確認を行っていきます。
また、保定期間が完了後も定期的にご来院いただくと安心ですし、歯並びのわずかな乱れや後戻りが気になる場合にも早めにご相談ください。

一時帰国の間に集中的に矯正の治療することは可能ですか?
現在海外に住んでいるのですが、一時帰国の間に集中的に矯正の治療することは可能ですか?現地で治療することも選択肢のひとつとして考えていますが、できれば日本で治療を受けたいと思います。

ご連絡ありがとうございます。
「一時帰国」とございますが、どのくらいの期間か事前にお分かりでしょうか?

治療の期間は症状によります

まず、矯正治療は患者さまの歯並び・かみ合わせの症状によって期間が異なります。
実際にお口の中を拝見しないことには詳しいことをお伝えできないのですが、比較的軽度な症状の矯正治療や前歯部分のでこぼこ改善・すきっ歯の治療(部分矯正)などでしたら、数ヶ月から治療できる場合があります。
ただ、矯正治療には精密検査後、矯正治療装置を製作する期間も必要になります。
患者さまのご予定を伺った上で、当院での矯正治療が可能かどうかお話しいたします。

矯正期間を短くするためのオプション治療で結果・安全性に問題はないのですか?
治療期間を短くするというのは結果や安全性に問題はないのですか?
無理に早めるのではなく、リスクの少ない方法です。

結論から述べると、当院の矯正期間を短くする取り組みに結果や安全性への問題はございません。
矯正治療は患者さま側の負担が大きく、たとえ矯正装置が見えなくても、装置をつける治療期間は短い方が良いと難波矯正歯科では考えます。
矯正治療は患者さまとドクターが二人三脚で進める点が一般の歯科治療とは違います。
歯が動きやすい矯正装置の導入や、組み合わせによる治療を実践しています。
もちろん舌側矯正の専門クリニックとして、矯正の効果や治療の安全性については最も大切にしています。

「治療以外」でのロスを排除

矯正治療期間の中で意外と忘れられがちなのが、矯正装置の製作期間です。
検査後に院外の技工所にデータを送り、製作・加工するクリニックは多いものです。
これはいわば製作の外注ですから完成までの間、患者さまにお待ち頂く事になります。
良い技工所ほど注文が集まるので当然、お待ち頂く時間も延びる悪循環となりがちです。
難波矯正歯科では、舌側矯正装置の製作を完全に院内技工として、検査から装置完成までをできるかぎり短くしています。
また、歯がスムーズに動きやすいセルフライゲート式矯正装置の提案や、フォトバイオモジュレーション装置(オーソパルス)やコルチコトミーによる歯の移動促進、そしてマウスピース型矯正装置の併用など専門クリニックとしての様々なノウハウが治療に活かされていますが、どれも矯正治療のメカニズム、生体メカニズムに基づいたものですので、無理に期間を短くしているわけではございません。

結婚式に向けて矯正期間は短くなりますか?
約1年後に挙式することが決まりました。ウェディングについて色々調べるうちに、自分の前歯が気になってきました。少し出っ歯なのと、ガタガタしているのが気になります。今から始めても間に合いますか?

挙式が決まったとのこと、おめでとうございます。
就職や結婚などイベントを前に矯正を決心される方も多くいらっしゃいます。
詳しく検査してみないと正確なことはお伝えできませんが、患者さまがおっしゃるような軽度の上顎前突(出っ歯)・叢生(歯の凸凹)でしたら、残りの期間で十分に矯正が可能です。
舌側矯正ですと、治療の初期で前歯部分がそろってくるので、治療期間途中でも目的の歯並びを手にいれることができます。
難波矯正歯科では、舌側矯正とマウスピース型矯正を組み合わせた治療も可能ですので、式の直前まで舌側矯正を行い、マウスピースに切り替えた後、式を迎え、その後残りの治療を行っていくという行程もとることができます。
まずはカウンセリングでご相談ください。
医師が目的にむけた作戦を一緒に考えてまいります。

治療にかかる期間は治療前に分かりますか?

カウンセリングにて治療期間のだいたいの目安をお伝えできることが多いです。
より詳しい期間は精密検査後にわかります。
治療計画にて、マウスピース型矯正の場合はマウスピースの数、マルチブラケット矯正(舌側矯正)の場合はワイヤーの交換回数、時期などが決まります。
ただ、年齢などによってわずかながら歯の動き方に違いがあります。
治療を進めていく中で、期間については多少の前後があることをご理解ください。

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