「寝ているときのいびきを指摘された」「しっかり寝ているつもりなのに疲れが取れない」とお悩みではありませんか?もしかするとその原因は噛み合わせや歯並びの崩れかもしれません。
こちらのページでは、嚙み合わせや歯並びの崩れが睡眠の質にどう影響するのかを分かりやすくまとめました。
いびきや疲れが取れない理由を知りたい方はぜひご参考ください。
目次
噛み合わせや歯並びが呼吸・睡眠にどう関わるか?

噛み合わせや歯並びの崩れは、呼吸や睡眠といった生きる上で欠かせない部分にも悪い影響を及ぼす可能性があります。
寝ていても疲れが取れないという方は以下のトラブルがおこっている可能性が高いため、早めの改善をご検討ください。
身体的なストレスからくる歯ぎしり
噛み合わせや歯並びが崩れていると、全体でしっかりと噛めずに一部の歯や口周りの筋肉、顎関節の負担が増加する傾向にあります。首や肩こり、姿勢の崩れなどにつながるケースも多く、その結果身体的なストレスによって睡眠中に歯ぎしりが引き起こされることが珍しくありません。強く食いしばることで歯や顎関節へのダメージがさらに増加し、睡眠の質を下げることにつながります。
舌が間違った位置にあることで引き起こされる口呼吸
歯並びが悪いことで唇が自然に閉じられず、それが口呼吸の原因になる方は少なくありません。歯が内側に倒れていて舌が正しい位置におさまらないケースや、舌を前に出す癖があったり間違った位置にあることで引き起こされたりする場合もあります。鼻づまりや鼻炎など別の問題が口呼吸の原因であることも珍しくなく、その場合は他科と連携して治療をすすめる必要があります。口呼吸を改善するには「原因の特定」が重要であることを覚えておきましょう。
口呼吸は、お口のなかが乾燥するため虫歯や歯周病のリスクが上がるほか、外気がダイレクトに喉に届くことで睡眠の質の低下、免疫力の低下、風邪などのリスクも増加することが分かっています。
重度のいびきや無呼吸症候群
口呼吸は口が開いた状態になりますが、寝た状態だと下顎が下がり舌が喉の奥に沈みます。その結果いびきが大きくなったり、呼吸が一時的に止まってしまう無呼吸症候群につながったりする可能性もあるため注意しなくてはいけません。呼吸がうまく出来ていない状況は、疲れがうまく取れない原因の一つです。
口呼吸・舌の位置・いびき…矯正が関与するポイント

噛み合わせや歯並びの崩れがさまざまなトラブルを引き起こし、その結果として睡眠の質を下げることが分かっていますが、睡眠中のトラブルに気づいていない方も少なくありません。そのため、朝起きたときの異変や家族・パートナーの声などはとても重要なヒントとなります。心当たりのある方は一度歯科医院で噛み合わせや歯並びをチェックしてみるといいでしょう。
矯正治療が「口呼吸」や「舌の位置」「いびき」などの改善につながる理由を以下でくわしくご説明いたします。
口周りの筋肉が正しく機能しやすくなる
全体でバランスよく噛めるようになることで、口周りの筋肉の負担が均等になります。部分的に負担が大きいとつながりのある筋肉が無理な動きをし、その部位の負担も増加する傾向にあるため注意が必要です。口周りの筋肉の負担が均等になると、唇・舌・頬も正しく機能しやすくなります。唇を噛む、舌を前に出すといった癖がついている場合は、矯正治療前または治療中に合わせて直すようにしましょう。
身体的・精神的なストレスが減る
矯正治療を受けて見た目に自信がもてるようになったという方は少なくありません。歯並びの崩れは身体的な問題だけでなく精神的なストレスになるケースも多く、改善されることで余計な負担がなくなり睡眠の質が高まる可能性が高いといえます。
難波矯正歯科での診断・治療設計の流れと事例
当院では以下の流れで矯正治療を行っています。噛み合わせや歯並びの崩れが原因で睡眠の質が悪くなっているかもと心配な方は、ぜひカウンセリングからご利用ください。
>>>難波矯正歯科の治療の流れはこちらをチェック
問診票の記入・カウンセリング
初めての方にはまず問診票をご記入後、カウンセリングを受けていただきます。30分~1時間確保していますので、お悩みや治療に関するご質問などゆっくりお話ください。くわしい費用や治療期間、適切な装置の種類については精密検査後にお伝えする流れとなります。
精密検査
よりくわしく知りたいという方には現状を把握するための精密検査を受けていただきます。お顔やお口のなかの写真撮影、型取り、各種レントゲン検査などを行い、歯の向きや骨格の状態などを調べてその情報をもとに治療計画を立案します。内容によって費用や治療期間、適切な装置の種類が決定します。
検査結果と治療計画の説明
精密検査の結果と治療計画の内容、費用や治療期間、適切な装置の種類などを患者様にご説明します。気になることがあればお気軽にご質問ください。内容に同意をいただけましたらご契約の手続きに移ります。
治療の開始
計画に沿って治療を開始します。装置はオーダーメイドでの作成のため出来上がりまでに6週間ほどお時間を頂いております。また、治療期間中は定期的な調整・クリーニングが必要です。治療を計画どおりにすすめる上で欠かせないものですので忘れずにお受けください。
保定期間の開始
メインの治療を終えたら、並んだ歯並びを一定期間キープするための保定装置を使用していただきます。保定期間は基本的にメインの治療にかかった期間と同じくらいです。保定期間中も定期的な通院が必要になります。
矯正中・治療後に得られた“眠りの質”改善

矯正治療中は「歯が動く痛み」や「違和感」によって睡眠の質が悪くなることがありますが、一時的なものがほとんどですので過度な心配はいりません。治療を開始したことで精神的な安心感から「よく眠れるようになった」という方もいます。矯正治療を始めてすぐに歯並びが整うわけではありませんので、すぐに変化がでるというよりも徐々に変わっていくと理解しておくといいでしょう。
続けるための生活習慣チェックリスト
矯正治療を続けるうえで重要になるのが「モチベーションの維持」です。一般的な治療にくらべて治療期間が長く、そのうえ歯が動く痛みや違和感、お手入れのしにくさ、食事のとりにくさなどがあることで、心身ともにストレスがたまりモチベーションが下がってしまう方は少なくありません。しかし、やる気の低下は計画どおりに治療をすすめにくくもなりますので、高い状態を維持できるよう工夫をすることが大切です。
丁寧なお手入れを心がける
矯正治療中に虫歯や歯周病といったトラブルが起こると、中断が必要になる場合があります。治療費が増えるだけでなく、モチベーションも下がりやすいので毎日のお手入れを丁寧に行って予防を強化しましょう。
栄養バランスのとれた食事を心がける
栄養バランスが崩れていると体調不良につながりやすく、疲れも取れにくくなります。調整直後は強い痛みがでやすいので「食べやすいもの」を選んでも問題はありません。しかし、栄養バランスが偏る可能性が高いので、痛みが落ち着いたら「偏った栄養を整えるための食事」を意識しましょう。
入浴時間を満喫する
入浴時間が短いと体が十分に温まらずに睡眠の質が悪くなる可能性があります。いつもシャワーだけで済ませているという方も、この機会に湯船につかる習慣をつけてみるといいでしょう。血行がよくなることで筋肉の緊張もほぐれやすくなります。冷え性の方はお風呂上がりに手先や足先が冷えないよう工夫をすることをおすすめします。
夜更かしをしない
夜更かしは心身のストレスを増加させる傾向にあります。つい遅くまで起きてしまうという方も、できるだけ早めの就寝を心がけましょう。うまく寝付けないという方はお風呂上がりにストレッチをすると体のこりがほぐれてリラックスしやすいのでおすすめです。
口周りの筋肉を鍛える
「気づいたらお口が開いている」という癖がある場合、口周りの筋肉の弱さが関係していることがあります。口呼吸の原因の一つですので、舌や唇を大きく動かす運動をして筋肉を鍛えましょう。歯科医院では口周りのトレーニング方法についても分かりやすくご説明しています。癖があると感じる方はぜひ一度ご相談ください。癖の解消は矯正治療後の後戻りのリスクを抑える効果もあります。
まとめ

噛み合わせや歯並びの崩れは、呼吸の問題や睡眠の質が悪くなって疲労回復にも影響する恐れがあります。矯正治療をすることで眠りだけでなく健康も整う可能性がありますので、心当たりのある方は一度歯科医院へ相談してみましょう。当院では、患者様一人ひとりに合った治療法をご提案しております。まずはカウンセリングからご利用ください。


