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受け口(反対咬合)は放っておくとどうなるの?


受け口(反対咬合)のイラスト

こんにちは!難波矯正歯科です!
本日は不正咬合(歯並びや嚙み合わせの状態が良くないこと)の一種である「反対咬合」についてお話します
反対咬合で悩んでいる…という方は要チェックです!

反対咬合とは?

疑問 歯並び 矯正

反対咬合は、骨格性(あごの骨に問題がある)反対咬合と歯性(歯に問題がある)反対咬合に分けられます。
一般的に骨格性反対咬合をしゃくれ、歯性反対咬合を受け口と言います。

骨格性反対咬合(しゃくれ)

歯の傾きに問題がある状態を指します。下の前歯が上の前歯よりも前方に突き出ていたり、上の前歯が内側に傾いている噛み合わせの状態のことを指します。

歯性反対咬合(受け口)

下顎が上顎よりも前方に突き出している、または上が下顎よりも後方に引っ込んでいる状態のことを指します。

反対咬合の原因

子供の女の子の受け口

反対咬合にはいくつかの原因があるのでご紹介していきます!

親からの遺伝の場合

顔や体型、声が遺伝しやすいように歯並びも親に似ています。下顎の場合顎の先は遺伝の要素がかなり強いのですが、下顎全体の位置や形は後天的な要素が強く働きます。

アンバランスなあごの成長による場合

本来は上顎が先に成長して下顎が後ろからそれを追いかけるように成長していきます。しかし、上顎の成長が不十分な場合下顎が上顎より大きくなってしまい、そのままどんどん成長してしまうということが起こります。

幼少期からのクセ

幼少期の顎は成長途中のため非常に柔らかく、変形しやすいとされています。そのため、頬杖や顎を前に出すなどの仕草などが反対咬合の原因になる場合があります。

口呼吸の場合

口呼吸の方は鼻や鼻の骨の機能が不十分です。
鼻と上顎の骨は連動しているため上顎の成長不全が起こります。そうすると下顎が上顎よりも大きく成長してしまいます。
また、口から息を吸うときにたくさん吸おうとすると舌の位置が落ち込んでしまい、気道が圧迫されて狭くなります。その結果下顎を前に出して息をするようになり、その状態が長く続くと反対咬合になってしまいます。

最初に生えてきた前歯の位置の問題

子供の歯は前歯から最初に生えてきます。その時に前歯の位置が何らかの理由で逆になって下の前歯が上の前歯よりも出た状態になってしまい、嚙み合わせが逆のまま成長してしまうこともあります。

そのままだとどんなデメリットが?

反対咬合は見た目を気にされる方が多いのですが、実は身体や健康への悪影響も生じます。

頭痛、肩こり

下顎は首や肩など体の軸となる骨と深い関係があると言われており、バランスを保っている重要な役割を担っています。つまり顎の関節に負担がかかるだけでなく、全身に悪影響が出てくる可能性も高いのです。

咀嚼機能の低下

嚙み合わせが悪いので食べものを嚙み砕きにくくなり、咀嚼が不十分になります。
咀嚼が不十分だと唾液の分泌が低下してしまい、消化不良の原因となります。満腹中枢が刺激されにくくなると満腹感を感じにくくなってしまい、食べ過ぎを引き起こすこともあり肥満の原因にもなります。
また、うまく噛めないため顎を左右にずらして噛む癖がついてしまい反対の噛み合わせだけでなく横方向にもずれてきてしまうケースも少なくはありません。

歯周病、歯肉炎、虫歯になりやすい

反対のかみ合わせだと口呼吸になってしまい、口呼吸の状態だとお口の中が乾燥し、さらに唾液の分泌量も減ってしまいます。唾液には虫歯菌や歯周病菌のはたらきを抑制する役割があるため、唾液の分泌量が減ってしまうと虫歯や歯周病のリスクが大きくなってしまいます。
さらに歯並びにデコボコがある場合、細かい部分の歯磨きが難しくなるため磨き残しが多くなってしまい歯のケアが難しいことから、より虫歯や歯周病のリスクが大きくなってしまいます。

 発音障害

タ行やサ行が発音しづらくなってしまい、滑舌が悪くなってしまいます。

顎関節症

反対の噛み合わせだと顎の骨に負担がかかってしまいます。この状態を放置しておくと悪化して口を開けた時にカクカクと音がしたり、痛みを感じたりする「顎関節症」になってしまうこともあります。また、噛み合わせの悪さは口腔内だけでなく頭や首、背骨、腰などの歪みの原因にもなります。

コンプレックスに感じやすい

下顎が前に出ていることやしゃくれた顔の印象などから、自分の顔にコンプレックスを抱え、悩んでいる方も少なくはありません。自分の容姿が気になり何事も積極的になれず、内向的になってしまう方もいらっしゃいます。

反対のかみ合わせを治すことによるメリット

きれいな歯並び 難波 矯正歯科

頭痛、肩こりが改善される

反対の噛み合わせが原因で起きていた顎関節や首、肩などの痛みも正常な噛み合わせになったことで痛みが緩和されます。
歯並びがキレイになることで全身の歪みも整い始め、体のバランスがよくなることでこれまで感じていた痛みも次第になくなっていきます。

 咀嚼機能の向上

正常なかみ合わせになる事で食べ物を噛み砕きやすくなり、十分な咀嚼ができるようになります。咀嚼が十分だと唾液の分泌量が上昇して満腹感を感じやすくなり、その結果食べ過ぎや胃や小腸の負担が減り、消化不良などを引き起こしにくくなります。

歯周病、虫歯になりにくい

正常な噛み合わせになる事で、口が閉じやすくなるため鼻呼吸をきちんと意識することにより、お口の中が乾燥しづらくなり唾液の分泌量も増えます。唾液には虫歯菌や歯周病菌のはたらきを抑制する役割があるため、唾液の分泌量が増えると虫歯や歯周病のリスクが必然的に減ります。

発音しやすくなる

滑舌がよくなることで会話もしやすくなります。
これまで発音のせいでコミュニケーションが控えめになっていた方も、自信を持って話すことができるようになるでしょう。

顎関節への負担が軽減される

噛み合わせの改善により顎の負担が軽減されると顎関節症になりにくくなります。

 コンプレックスの解消

治療を行うことによりコンプレックスが解消され自分に自信が持てるようになります。

反対咬合を改善する歯列矯正の種類

反対咬合を改善できる歯列矯正は、大きく分けて次の3つがあります。
それぞれの特徴について詳しく紹介します。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正とは、歯の1本1本にブラケットという器具を装着した上にワイヤーで引っ張って、歯を動かす方法のことです。歯列矯正の中でもスタンダードな治療法で、幅広い歯並びに対応できる点が特徴です。
歯に装置を固定しているため、食べかすが溜まりやすく歯磨きが難しい点がデメリット。またワイヤー矯正は3つの装置があり、歯並びの状態やライフスタイルによって治療する装置を決めるのがおすすめです。
それぞれのワイヤー矯正装置の特徴を、下記から紹介していきます。

表側矯正

表側矯正は、歯の表側にブラケットやワイヤー装置を付けて歯を動かす治療法です。歯の表側に装置を付けるため装置が目立ちやすいですが、ホワイトワイヤーに変更すると目立ちにくくできます。

裏側矯正(舌側矯正)

裏側矯正は、上下の歯の内側にブラケットやワイヤー装置を付けて歯並びを整える方法です。
歯の内側に装置を付けることで、装置がほとんど目立ちません。矯正していることが、周囲から気づかれにくい矯正装置です。
当院は裏側矯正の専門として矯正治療を行っております!

ハーフリンガル矯正

ハーフリンガル矯正とは、上顎は歯の内側に下顎は表側にブラケットやワイヤー装置を付けて、歯を移動させる治療法です。
下顎に付けた装置は唇で覆われるため目立ちにくいですが、大きく口を開けたり「イ」と唇が広がる形になったりすると装置が見えることがあります。

マウスピース型矯正

マウスピース型矯正は、形が少しずつズレたマウスピースを交換しながら歯並びをキレイにする治療法です。透明なマウスピースは装着してても目立ちにくく、他人から矯正していることが気づかれにくい点が特徴。またマウスピースは歯磨きや食事の際には取り外しが可能で、今までと同じような食事や歯磨きケアができます。

外科的矯正

口元の出っ張りの原因が骨格にある場合は、外科的矯正が必要になるケースも少なくありません。外科的矯正とは、顎の一部を切り取って正しい位置に動かす処置と矯正装置を組み合わせることで、噛み合わせや見た目を改善する治療法です。
なお、当院では外科処置を行った後、矯正装置で歯並びを整えるサージェリーファーストという方法を取り入れています。
>>>当院のサージェリーファーストはこちらをチェック

まとめ

今回は反対咬合についてご紹介してきました。

受け口 症例 難波矯正歯科

受け口 症例 難波矯正歯科
当院でも反対咬合で悩まれている方も通院されております。サージェリーファーストで反対咬合を治している患者様もいらっしゃいます。
反対咬合が歯並びによるものか骨格によるものかで治療方法が変わってきますが、その判断には精密検査(有料)が必要になってきます。
悩まれている方はぜひ一度無料カウンセリングにてお話しをお聞かせいただけませんか?もちろんお話を聞きに来るだけでも大丈夫です。
皆様のご予約お待ちしております!
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