「矯正治療に年齢制限はあるの?」と気になっていませんか?
結論からお伝えすると、矯正治療は虫歯や歯周病といった問題が解決できれば何歳からでも始められます。世代によって抱える課題は異なり、それもふまえて患者様にあった治療法をご提案するのが当院のやり方です。
こちらのページでは、治療のポイントや課題、治療法などを年代別に分かりやすくまとめました。お悩みの方はぜひご参考ください。
目次
年齢別に考える矯正のポイント

矯正治療は「歯や歯ぐきが健康であれば何歳からでも始められる」のが大きなメリットです。
患者様のご年齢や状況によって治療のすすめやすさや抑えるべきポイントは異なりますので、必要な情報をカウンセリングで確認し、適切な治療へとつなげています。
高校生・大学生(18歳~20代)
ほかの世代とくらべて通院しやすい時期ですが、部活や塾などがある場合はスケジュール管理が重要になります。また、親知らずがある場合はその点も考慮して計画的にすすめる必要があります。
大人(20~50代)
働き盛りの時期は、使用する装置の見た目や発音・滑舌への影響が仕事に支障をきたすことがあるため、その点を考慮して適切な治療方法を選択する必要があります。また、結婚や出産や育児といったイベントと重なる場合、通院のスケジュール管理が難しくなるため、患者様による自己管理の強化や歯科医院への報告・連絡・相談がより重要になるといえます。
シニア(60代以上)
全身の状態を考慮して適切な治療を選択する必要があります。治療期間が長期にわたる矯正治療は一般的な虫歯や歯周病にくらべて通院のための体力も必要です。全身疾患がある場合は、他科との連携が欠かせません。
それぞれの世代が抱える歯並び・噛み合わせの課題

世代によって抱える課題は異なり、矯正治療ではそれをふまえて計画を立てる必要があります。患者様一人ひとりに合わせた内容を考えますので、親子で治療を始めていただいても問題はありません。
どのような課題を抱えているのかについて世代別にくわしくみていきましょう。
高校生・大学生(18歳~20代)
見た目や集中力への影響
見た目の問題がとくに気になる時期です。歯並びや噛み合わせの崩れは集中力の低下につながる可能性もあるため、受験を控えているお子様にとってはマイナス要素が大きいといえます。しっかり噛めないことで運動時に力が発揮できないというケースも少なくありません。
栄養の吸収率の低下
歯並びや噛み合わせの崩れは「咀嚼回数の低下」を引き起こしやすく、その結果食べ物の栄養の吸収が悪くなることがあります。18歳~20代は成長期であることから「全体でしっかり噛める環境作り」が欠かせません。
親知らずの管理
親知らずが斜めまたは真横に生えている場合、全体の歯並びが崩れるリスクが高まります。忙しい環境でお手入れが不十分だと手前の歯の虫歯や歯周病リスクも高まるため、親知らずの正しい管理方法をお伝えしたり早めの抜歯をおすすめしたりすることもあります。
部活や塾などと治療の両立
部活や塾などがある場合、矯正治療の通院とうまく両立させるための工夫が必要になります。トラブルなどがあったときにすぐに対処できるかどうかも大きな課題です。遅い時間まで対応可能な歯科医院を選ぶことで安心して治療をすすめられるでしょう。
大人(30~50代)
見た目や発音・滑舌への影響
歯並びの見た目や発音や滑舌への影響は、対人関係に大きな影響を与えます。仕事盛りな時期で接客業の方はとくに改善したいと感じている方が少なくありません。ワイヤー矯正の一種である裏側矯正は、装置がつくことでより発音や滑舌が一時的にですが悪くなる可能性があるため注意が必要です。
歯周病による歯並びの崩れ
30代から歯周病のリスクが上がります。初期であれば問題ありませんが、進行して歯ぐきの炎症が強くなると矯正治療での痛みが感じやすくなるほか、歯のぐらつきがみられる場合は治療が計画どおりにすすみません。歯並びの崩れの悪化にもつながるため早期治療・予防を心がけましょう。
結婚や出産、育児などと治療の両立
矯正治療中に結婚や出産、育児といったイベントと重なるケースは珍しくありません。両立するための工夫は必要ですが、歯科医院側も状況に合わせた治療を心がけておりますのでご安心ください。治療をできるだけスムーズにするためにも、イベントの予定が入った場合や気づいた場合は早めのご連絡をお願いしております。
シニア(60代以上)
歯周病による歯並びの崩れ
シニア時代は歯周病がある程度進行しているケースが珍しくなく「この状態で矯正治療を始められるのか?」と不安に感じている方が多い傾向にあります。状態や進行度によっては矯正治療ができない場合もあります。軽度であれば問題なく始められますので気になる方は一度歯科医院へ相談してみるといいでしょう。
喪失歯や全身疾患の有無
過去に虫歯や歯周病などで歯を失っている場合、全ての歯が揃っている方とは仕上がりのイメージが異なります。また、全身疾患がある場合は状態や進行度を確認して矯正治療が可能かどうかを判断する必要があります。
難波矯正歯科は世代別に治療プランをご紹介
当院では、患者様一人ひとりに適した治療をご提供するために「マウスピース〇枚」といった枚数ごとのプランは設けておりません。同じ治療法であっても必要になる枚数は患者様によって異なり、治療開始後に大幅な追加料金が必要になるのを防ぐ目的もあります。
安心・安全に治療をすすめられるトータルフィー制度を導入
当法人では、一定の治療費をお支払いいただけると治療の延長や一部の追加装置(アンカースクリューなど)が必要になっても追加費用が発生しないトータルフィー制度を導入しております。矯正装置の費用や通常治療中の来院時に発生する調整費、経過観察の費用、初回リテーナー(保定装置)まで、矯正治療に必要な費用がすべて定額費用に含まれていますので、安心して治療を始められます。
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継続しやすい通院設計・費用対効果・コミュニケーションの工夫

矯正治療をできるだけ前向きに続けていただくために、以下の点を大切にしています。
継続しやすい通院設備
「通院のしやすさ」はモチベーションの維持に大きく関係します。当院では高い技術力・豊富な症例に基づき、痛みや負担を最小限に抑えた治療をご提供しているため、前向きな気持ちを維持しやすいのが特徴です。「ここに来てよかった」と思っていただける治療体験を提供します。
費用対効果
矯正治療は決して安い治療とはいえません。そのうえ治療期間が長いため、効果を実感できなければモチベーションが下がってしまうのも仕方ないといえます。
当院では、確かな知識と経験があるスタッフが担当しますので、矯正治療で得られるメリットをしっかり感じていただけます。
コミュニケーションの工夫
カウンセリングには十分な時間をかけ「専門用語を使用しない分かりやすい説明」「不安や疑問にも最後まで丁寧にお答えする」ことを大切にしています。できるだけ安心して治療をすすめていただくために寄り添った対応を心がけておりますので、お気軽にご相談ください。
世代を超えて“一緒に始める”ことで得られるメリット
矯正治療は全身の健康にとっていい影響を与えますが、ご家族やパートナーと一緒に始めるからこそ得られるメリットも存在します。
モチベーションが維持しやすい
矯正治療で得られるメリットを理解していても、実際に治療が始まると歯が動く痛みで食事がうまくとれなかったり、管理の難しさを感じたりなどで徐々にモチベーションが下がってしまう方は珍しくありません。ご家族やパートナーと一緒に始めることで「強い痛みがでる時期」や「管理で注意すべきこと」を共有でき、結果的に失敗がおこりにくい環境になります。自然と励ます言葉もでてくるのでお互いにモチベーションが維持しやすくなるでしょう。
トラブルを防ぎやすい
ワイヤー矯正の場合、食事のときに装置の脱離やワイヤーの変形がおこりやすい傾向にあります。ご家族やパートナーと一緒に治療を始めることで、料理の仕方や種類にも気を使いやすく、すぐに声かけをしてトラブルを未然に防ぎやすくなるのもメリットといえます。スムーズに治療を終えられれば、喜びもきっと倍になるでしょう。
まとめ:年齢を理由に諦めない“歯並びケア”の選択を

歯並びや噛み合わせの崩れは年代によって課題が異なり、矯正治療をすることでよりよい生活を送れる可能性が高めです。虫歯や歯周病といった問題があっても進行状況や工夫次第で矯正治療にすすめるケースは少なくないので、まずは一度ご相談ください。
当院では患者様のご年齢や状況にあった「できるだけ負担の少ない矯正治療」をご提供しております。
>>>カウンセリングのご予約はこちらから


