こんにちは。難波矯正歯科です。
いつも当医院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
「ガミースマイル 芸能人」でネット検索すると、美人な女優さんたちがヒットし、チャーミングとして捉えられていることがわかります。
しかし、見た目に影響を及ぼすため、ガミースマイルに悩み、矯正を始める方は少なくありません。
そこで、今回はガミースマイルについて、その割合や原因、治療方法についてお話ししていきたいと思います。
そもそもガミースマイルとは？
ガミースマイルとは、笑顔を見せた際に上の歯ぐきが通常よりも目立つ状態を指します。
戸田恵梨香さんのような美しい芸能人にも見られ、魅力的に感じられる方もいるでしょう。
しかし人によってはコンプレックスの原因となり、笑うことを控えたり、意図的に口元を隠したりすることがあります。
また、ガミースマイルは見た目の問題だけではありません。
虫歯や歯周病のリスクが高まる可能性もあるため注意が必要です。
ガミースマイルはどれぐらいの割合でなる？
20代に限定した調査では、約10%の人がガミースマイルの特徴を持っていると報告されています。
つまり、10人に1人はガミースマイルであることが推測されます。
しかし、ガミースマイルの発生率は、地域や人種によって大きく変わることがあります。
また、女性に多いという指摘もありますが、これは性別そのものよりも女性が美に対して高い意識を持っているため、より注目されやすいことが原因かもしれません。
ガミースマイル5つの原因
ガミースマイルの主な原因は、遺伝的要因、歯の生え方や大きさ、歯茎の過剰な発達、上顎骨の発達、上唇を持ち上げる筋肉の発達が挙げられます。
遺伝的要因
両親と体格が顔が似るように、あごの骨も遺伝による影響を受けることがあります。
家族に、上あごが縦に長くガミースマイルの特徴を持つ人がいる場合、子供に引き継がれる可能性があります。
歯の生え方
歯の生え方や歯並びは、ガミースマイルになる原因の一つです。
特に、出っ歯の場合は笑ったときに上唇が歯に引っ張られて上に持ち上がります。
これにより、通常よりも多くの歯茎が露出し、ガミースマイルに見えることがあります。
歯の生え方によるガミースマイルは、矯正治療によって改善が期待できます。
正しい位置に歯を移動させることで唇と歯の関係が整い、ガミースマイルの度合いを減らすことができるでしょう。
歯の大きさ
歯と歯ぐきのバランスも影響します。
比較的小さい歯の場合、歯ぐきが相対的に広い範囲に見えることがあります
それによりガミースマイルの印象を強くしてしまう可能性があります。
このような場合は、ラミネートベニアやセラミッククラウンといった、歯の形状やサイズを調整する審美歯科治療によって改善が期待できます。
上唇を持ち上げる筋肉の発達
上唇を動かす筋肉が通常より発達していると、笑ったときに歯ぐきが普段以上に露出することがあります。
治療方法には筋弛緩作用のある製剤を注入する方法があります。
筋肉の動きを一時的に抑制し、上唇を持ち上げる筋肉の働きを調整することで、笑った際の歯茎の露出を減少させることが可能です。
歯ぐきの過剰な発達
歯ぐきが過剰に発達している場合、少し笑っただけでも歯ぐきが大きく露出することがあります。
通常よりも歯ぐきが厚い、広範囲にわたって発達している場合はガミースマイルの印象を強くしてしまうのです。
歯ぐきが過剰に発達する原因は、炎症や薬剤の影響、遺伝的な要因などが挙げられます。
治療法には過剰な歯ぐきの一部を除去し、歯とのバランスを整える方法があります。
ガミースマイルを放置するとどうなる？
ガミースマイルを放置すると以下のような悪影響が生じる可能性があります。
自信の低下
ガミースマイルがコンプレックスに感じている方は、人前で笑ったり、写真を撮る際に不安を感じることがあります。
自分に自信が持てなくなると、消極的になる可能性があります。
虫歯・歯周病のリスク
歯並びや歯ぐきの状態が原因でガミースマイルが生じている場合、歯周病や虫歯のリスクが高まることがあります。
特に、歯並びが悪いと歯磨きがしにくくなり、プラークや歯石が溜まりやすくなります。
その結果、虫歯や歯周病のリスクが高まる可能性があります。
噛み合わせの悪化
歯並びやあごの骨の問題でガミースマイルが生じている場合、噛み合わせに影響することがあります。
噛み合わせが悪化すると、食べ物がうまく噛みにくくなったり、発音に影響を及ぼしたりと、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。
ガミースマイルの予防方法
ガミースマイルは100％遺伝ではないので、小さい頃からの癖でなる場合もあります！
たとえば、「指しゃぶり」や「舌の癖」でガミースマイルになる場合もあります。
指しゃぶりや舌の癖は、子どもの歯並びやあごの成長に大きく影響します。
これらの習慣が長期間続くと歯が前方に押し出されたり、あごの形に変化が生じたりすることがあります。
指しゃぶりは特に乳幼児に見られる行為です。
しかし、4歳を過ぎてからも続くと前歯が外向きに動く可能性があります。
これにより、噛み合わせが崩れ、出っ歯やガミースマイルの原因となる場合があります。
また、舌を歯に常に押し付けるなどの行動も歯並びに悪影響を及ぼします。
改善するにはまず、これらの癖があるということを認識し意識的に止めるよう努めることです。
また、子どもの指しゃぶりは不安から生じることもあるので、安心感を与えるために子どもとの時間を増やしたり、指しゃぶりの代わりになるおもちゃやぬいぐるみを持たせるなど、工夫することで減らしていくことが可能です。
舌の癖に関しては、話す練習や食べ物を噛む練習を行って舌の使い方を学ぶことが有効です。
自宅での改善が難しい場合は、小児歯科医や矯正医に相談してみましょう。
ガミースマイルの治療方法
ガミースマイルの治療方法は原因によって異なります。
ここでは、ガミースマイルの主な治療方法を紹介します。
歯列矯正
ブラケットや透明なマウスピースを用いて、少しずつ歯を動かして歯並びと噛み合わせを整える治療方法です。
矯正治療により歯並びが整うと歯ぐきとのバランスが改善され、ガミースマイルの改善が期待できます。
歯の生え方が原因である場合に有効です。
>>難波矯正歯科「治療内容」について
歯ぐきの形成手術
レーザー治療や手術などで、余分な歯ぐきを取り除き、歯の露出を増やす治療方法です。
即効性があり、治療後の回復も早いです。
また、レーザー治療は歯茎の切開と同時に止血できるため、出血を抑えながら治療ができます。
レーザー治療だけでは対応できないケースでは、外科手術による歯ぐきの形成を行うことがあります。
レーザー治療に比べて回復期間が長くなる可能性があります。
審美歯科治療
歯の形や大きさが原因でガミースマイルが生じている場合、ラミネートベニアやセラミッククラウンを使って歯の形状を整えることも一つの方法です。
歯と歯ぐきのバランスが整い、ガミースマイルの改善が期待できます。
注射による治療
筋弛緩作用のある製剤を注入し、上唇を持ち上げる筋肉の働きを一時的に抑制することで笑ったときの歯ぐきの露出を減らします。
簡単な治療法ですが、効果は一時的で定期的な注射が必要になります。
外科矯正
外科矯正とは、手術であごの骨の位置や形を調整し、その後歯列矯正で歯の位置を整える治療方法です。
コストがかかる方法ですが、歯列矯正では改善が難しい骨格の問題で生じているガミースマイルに有効です。
>>難波矯正歯科「外科矯正」について
まとめ
ガミースマイルは10人に1人が持つと言われています。
チャームポイントとして捉える方もいますが、気になる方は改善を検討することをおすすめします。
しかし、原因によって適切な治療方法が異なります。
原因を把握するためには精密検査と診断が必要です。
当院では無料相談を実施しており、患者さん一人ひとりの状態に合わせた治療プランを提案しています。ガミースマイルが気になる場合は当院までお気軽にご相談ください。
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