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保定期間中に引っ越し!対処法と治療の継続方法


カレンダーと歯の模型の画像

こんにちは!難波矯正歯科です。
矯正治療が完了し、装置を外した後は、「保定期間」に入ります。
保定期間は歯列矯正の最終段階であり、歯の位置を安定させる重要な期間です。
しかし矯正治療と保定期間は、全体で見ると長期間に渡る治療です。
そのため、「保定期間中に引越しになってしまった」「転勤が決まって通院が難しくなった」といった理由で、治療を受けていた歯科医院に通うことが難しくなる方もいらっしゃいます。
そこで今回は、矯正治療期間についてや保定に関すること、転院する際の対処法や当院での転院制度についてもご紹介致します。

矯正の治療期間について

カレンダーと歯の模型の画像

矯正の治療期間は、患者様の症状によって異なりますが、装置が口の中に装着される期間は一般的に半年から2年以上です。
歯を動かす治療が完了し、装置を外した後には「保定期間」として、綺麗に並んだ歯並びを固定する期間に移ります。
保定期間中は通院の頻度は徐々に減っていきますが、2年程度はかかります。
その後も、個人の状態や治療の結果によって定期的に使用することが推奨される場合があります。
歯を動かす治療の期間と保定期間を合わせた全体の矯正期間はトータルでおよそ4年以上になります。
>>「治療の流れ」について

治療期間が変わる理由

カレンダーと時計,スケジュール

矯正治療の期間は、次のような理由で人によって異なることがあります。

1.歯列の状態

歯の不正咬合の症状や原因によって、治療に必要な期間が異なります。
軽度の不正咬合の場合は、短期間で治療が完了することもあります。
しかし重度の場合は治療期間が長くなることがあります。

2.治療方法

矯正治療にはさまざまな方法があります。
従来のワイヤー矯正やマウスピース矯正など、治療方法の種類によって期間が異なります。

3.患者の協力度

患者様の協力度も治療期間に影響があります。
定期的な通院や、適切な装置の使用を守っていただくことはもちろんですが、お口の中のセルフケア(虫歯や歯周病の予防)など、患者様の協力が治療の進行に大きく影響します。
万が一、理由があって中断がある場合も、矯正治療が途中であった場合はそのまま放置しておくことはおすすめしません。
些細なことでもお困りのことがある場合は、担当の歯科医師やスタッフに相談するようにしましょう。

4.年齢

成長期の子どもさんの場合、歯や顎の成長に合わせて治療が行われます。
そのため、治療期間が短くなることがあります。

保定について

マウスピース型の保定装置(リテーナー)を持つ女性

矯正治療の保定期間は治療の最終段階であり、歯並びを維持するために欠かせない重要な期間です。
使用方法や注意点など、歯科医師の指示を守って適切にリテーナーを使うことが大切です。

1.保定期間の目的

保定期間の目的は大きく2つあります。
期間中は保定用の装置(リテーナー)を装着し、歯科医の指示に従って定期的な検診を受けることが重要です。

1.歯列の安定化

矯正治療で歯を移動させるときには、ワイヤーで歯に圧をかけることで歯の周囲の骨(歯槽骨)の骨代謝(吸収と再生)を利用して歯を動かしています。
この時に、歯周組織は軽い炎症を起こしており、骨の再生を促しながら歯を移動させています。
そのため、動かした直後はまだ歯列が安定していないことがあります。
リテーナーを装着することで矯正治療後の整った歯並びを維持し、安定させる時間を確保することが目的の一つです。

2.後戻りの予防

矯正治療後に歯が、元の位置に戻ってしまうことを「後戻り」といいます。
せっかく整った歯並びが再び元の位置に戻り、歯列が乱れてしまうことを防ぎます。
保定期間は、不正咬合の再発を予防するための期間でもあります。

2.リテーナーの装着時間

リテーナーの装着時間は1日20時間程度必要とされています。
矯正完了後の歯列が不安定なため、保定が開始されてからの数ヶ月がとても重要な期間です。
綺麗な歯並びを維持していくためにも装着時間をしっかり守るようにしましょう。

3.定期的な通院

保定期間中は定期的に通院して、歯列の状態やリテーナーに問題がないかを確認することが必要です。
患者様の状態によって個人差はありますが、最初は3ヶ月、徐々に半年や1年と、通院頻度は減っていきます。
保定期間中に通院回数が4回程度の方が多いです。
担当医が患者様の状態によって通院の頻度をお伝えしています。

4.保定期間中の注意点

保定期間中は、リテーナーを担当医師の指示通りに使用することが大切です。
リテーナーの紛失があった場合は早めの交換が必要です。
破損があった場合も、なるべく早く歯科医院にて修理をするようにしましょう。

引っ越しによる矯正治療の影響

引越しする女性

引越しは、矯正治療中にさまざまな影響を与える可能性があります。
引越しの際には新しい環境に適応しつつ、治療計画や装置の管理についても適切に対応する必要があります。

1.治療の中断や遅れ

引っ越しによって歯科医院が変わる場合、治療が一時的に中断される可能性があります。
まずは、今通院している歯科医師に相談することが大切です。
転院先のご紹介やこれまでの治療経過について、転院先と連携が取れる場合があります。
事前に転院について相談し、準備をしておくようにしましょう。

2.装置の管理

引っ越し先で矯正装置のメンテナンスや調整がすぐに行えない場合、治療効果が低下する可能性があります。
特に引越しの際に紛失や破損には気をつけるようにしましょう。
また、紛失や破損した時にも、相談ができる転院先があれば安心です。

3.不安やストレスが増える

引っ越しや新しい歯科医院での治療再開に伴って、慣れない環境やコミュニケーションに不安やストレスを感じることがあります。
通院が可能であれば、通っていた歯科医院で継続することもできます。
無理のない範囲で治療が継続できるようにしましょう。

引越しや転勤で通院が難しくなったら

歯科医院の治療台(ユニット)

通学や転勤、結婚などのライフスタイルに変化があり、矯正治療を受けている期間や、保定期間中に引越しをされる方は多くいらっしゃいます。
そのため、当院では患者様が安心して治療を続けていただくために、転院制度というものを設けております。
引っ越し後も安心してリテーナーの管理と定期的な通院を継続することができ、歯並びを安定させることができます。
>>「転院制度」について

1.引越しが確定した場合

まずは、引越しが確定している場合や引越しの予定がある場合には、今通院している担当の歯科医師に引越しの予定を伝えて相談しましょう。

2.引越しをした後はどうすれば良い?

当院ではご相談いただいた後、法人内の通いやすい転院先をご紹介しています。
もちろん、ご要望があり、可能ならば今の歯科医院に通い続けることも選べます。
患者様のご負担が少ない方法で引越し後の通院をサポートいたします。

3.転勤先がどこに行くか分からない場合

矯正治療を始めたいのに「転勤族だから決まっているところに通う自信がない…」とお悩みの方は、全国にある11院の中からお近くの通院先をご紹介いたします。
すぐに転院をお手伝いさせていただけるので、急な転勤が決まったとしても大丈夫です。

当院の転院制度

当院の法人では全国に「東京」「福岡」「大阪」「北海道」「神奈川」「宮城」に11院の矯正歯科医院があります。
それにより引越し先のお近くの転院先をご紹介することができます。
今通っている医院に一度ご相談頂ければ、転院の手続きをさせていただきます。
初診時から通院いただいている治療経過や資料の連携も、当院の法人内であるためスムーズに行うことができます。
もちろん通院中の歯科医院では、歯科医師やスタッフが初診から治療経過を見てきているため、コミュニケーションがしやすい点から、遠くなったとしても通ってこられる方もいらっしゃいます。
患者様のペースに合わせて、治療の中断がないように無理のない方法でサポートいたします。
>>当医院の「転院制度」について

まとめ

保定期間は、矯正治療の成果を維持させ、歯並びを安定させるために不可欠な期間です。
適切な保定装置の使用と定期的な通院を通じて、綺麗な歯並びを維持することができます。
保定期間には、患者自身の協力と歯科医院のサポートが重要です。
引っ越しをしても、通院できる距離内であれば以前の歯科医院に通い続けることも可能です。
もちろん、新しい転院先で治療を継続することもできます。
引っ越しの予定がある場合は、できるだけ早く現在通院している歯科医院に相談するようにしましょう。
また、転勤が定期的にあることで、矯正治療を迷われている方も、当院では法人内の転院先をすぐにご紹介できます。
一度無料カウンセリングにてお気軽にご相談ください。
>>「カウンセリング」について
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