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矯正治療をすると滑舌が悪くなるって本当?矯正と滑舌の繋がり


こんにちは。大阪難波にある矯正歯科医院の「難波矯正歯科」です!
ブログをご覧の皆さんは、「矯正治療をして滑舌が悪くなった」と聞いたことはありませんか?
矯正治療では、お口のなかに装置があることで舌の動きが制限されたり、
歯並びの変化によって滑舌に影響がでる場合があります。
こちらのページでは、矯正治療と滑舌の繋がりや原因、
滑舌が悪くなるリスクを抑えるポイントなど
について分かりやすくまとめました。
これから矯正治療を始める方はもちろん、現在治療中で滑舌が悪くなり困っているという方も、ぜひご参考ください。

滑舌の問題は矯正治療の種類や歯並びの状態によって異なる

滑舌の問題は主に「舌の動かしやすさ」と「お口のなかの空気の流れ」の2つが関係しており、
治療の種類やそのときの歯並びの状態によって差がうまれます。
一般的なワイヤー矯正(表側矯正)は、歯の表面に装置がつくため、舌の動きが妨げられるということはありません。
また、マウスピース矯正も装置の厚みによる多少の違和感はありますが、滑舌が悪くなるほどの影響はないといえます。
一方でワイヤー矯正の一種である裏側矯正は、歯の裏面に装置がつくため舌の動きが妨げられやすく、
その結果滑舌が悪くなるケースが珍しくありません。
とくに装置の感覚に慣れるまでの間は支障をきたしやすいため、接客業や人前で話す機会が多い方は注意が必要です。

矯正治療の種類以外に考えられる原因は?

矯正治療中は、装置と舌が接触しやすい裏側矯正でなくても滑舌が悪くなることがあります。
考えられる原因は以下の4つです。

歯を抜いて大きなすき間ができている

歯と歯の間にスペースができると、お口のなかの空気が外にもれやすくなり、滑舌に影響がでます。
治療がすすんでスペースがなくなれば、滑舌ももとに戻りますので過度な心配はいりません。
すき間の大きさには個人差があるため、同じ症例であっても滑舌がそこまで悪くないという方もいます。

歯が動いて一時的に噛み合わせが悪くなっている

歯が動いて噛む位置が安定しない時期は、上下の歯との間にすき間ができやすく、
歯を抜いてすき間ができたケースと同じように滑舌に影響がでる場合があります。
こちらも一時的なものですのでご安心ください。

舌の位置が安定していない

舌の位置は滑舌に影響しやすく、間違った位置にあると声がこもって聞き取りにくくなります。
裏側矯正は舌に装置があたるため、どこに舌を置くべきか分からなくなる方も多い印象です。

歯列と舌の大きさのバランスが悪い

抜歯が必要な治療の場合、治療前にくらべて歯列が小さくなる傾向にあります。
歯列が小さすぎて舌がおさまらずに滑舌が悪くなったり、舌に噛み痕がつきやすくなるというケースも少なくありません。
舌がもともと大きい方だとなおさら注意が必要です。

完成時の歯列の大きさは「施術者である歯科医師の知識や経験、センスによって決まる」といっても過言ではありません。
その点までしっかりと考えられる歯科医師の治療を受けることが大切です。

もともと滑舌が悪い場合は矯正治療をするとさらに悪くなる?

矯正治療をするにあたって抜歯をしたり、治療を開始して歯が動くことで滑舌が悪くなったりすることはあります。
しかし、矯正治療中に滑舌が悪くなるのはあくまで一時的なものであり、
計画通りに治療がすすめば滑舌も良くなるため、過度な心配はいりません。

治療法によっても差があることから、仕事上滑舌が悪くなると困るという方には、
裏側矯正以外の治療法をおすすめしています。

もともと滑舌が悪いのは何が原因か

もともと滑舌が悪いケースでは、以下の原因が考えられます。

歯と歯の間にすき間がある

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重度の出っ歯や受け口、すきっ歯だと、歯と歯の間や噛み合わせ面のすき間が大きくなりやすく、
滑舌が悪くなる傾向にあります。
とくに歯の傾斜が強くて唇が自然に閉じられないケースではきれいに発音するのが難しいため、
対人関係に影響するリスクも高いといえるでしょう。
あてはまる方は早めの矯正治療をおすすめします。

上下の顎骨のバランスが合っていない

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歯列にズレがみられる交叉咬合や、上顎より下顎が大きい反対咬合も、
噛み合わせ面のすき間ができやすいため滑舌が悪くなる傾向にあります。

舌が間違った位置にある

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きれいな発音をするには、舌の位置も正しくなくてはいけません。
なかでも通常よりも舌が低い位置にある状態(低位舌)は、滑舌に影響がでやすい傾向にあります。

口周りの筋肉が弱い

小さいころに口をポカンとあけていた子や、口呼吸が続いている方は、口周りの筋肉が弱い傾向にあります。
滑舌には唇の力も影響するため、あてはまる場合は口周りの筋肉を鍛えて強くすることをおすすめします。

矯正治療で滑舌を悪くしないためのポイント

以下のポイントを抑えることで、矯正治療で滑舌が悪くなるリスクを最小限にできます。

表側矯正やマウスピース矯正を選択する

舌に装置があたらない表側矯正や、装置が薄く作られているマウスピース矯正は、
裏側矯正にくらべると滑舌に影響がでにくい傾向にあります。
歯のズレが大きかったり、抜歯が必要な症例の場合は表側矯正を、
審美性を重視する場合はマウスピース矯正がおすすめです。

ハーフリンガル矯正を選択する

ハーフリンガル矯正は、上顎を裏側矯正、下顎を表側矯正でおこなう方法です。
舌が装置に囲まれないため、上下裏側矯正でするより滑舌に影響しません。
費用が抑えられるのも大きなメリットといえるでしょう。

舌の正しい位置をマスターする

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舌の正しい位置を理解することで、矯正治療で歯並びや噛み合わせが変わっても滑舌に影響しにくくなります。
上顎前歯の歯根の先あたりに舌の先がつくのが正常ですので、その部分を意識して過ごしてみましょう。

舌が間違った位置にあると治療が長引いたり、後戻りのリスクが上がったりするため、注意が必要です。
歯科医院で行っているMFTトレーニングは、舌を正しい位置に治したり、
唇の筋肉を鍛えることが可能ですので、気になる方はお気軽にご相談ください。
また、ブログでもMFTトレーニングについてまとめていますので、こちらもぜひご参照ください。
>>「MFTトレーニングとは?舌を鍛える重要性や具体的な効果」

信用できる歯科医院で治療を受ける

実績が多い歯科医師は、歯列と舌のバランスの見極めが上手い傾向にあります。
ただ単に歯列を小さくすると、食事のときに舌を巻き込んで噛んでしまいやすくなったり、舌に白い線のような痕が常にある状態になったりするため、注意しなくてはいけません。
舌に繰り返し刺激があると部分的に硬くなったり、舌ガンにつながる可能性もあります。
全身の健康に役立てるためにも、矯正治療は信頼できる歯科医院で受けるようにしましょう。

滑舌に影響のない矯正治療をご希望の方は当院までご相談を

滑舌は「舌の動かしやすさ」と「お口のなかの空気の流れ」によって変わり、
矯正治療の種類によっても差があるため、選択するときは注意が必要です。
人前で話す機会の多い方は、装置が歯の表面についているワイヤー矯正の表側矯正や、
薄い装置を使用するマウスピース矯正をおすすめします。
矯正治療の途中で滑舌が悪くなるケースもありますが、基本的に一時的なものであるため過度な心配はいりません。
しかし、歯列が舌を圧迫してしまうと滑舌が悪くなる可能性がありますので、
舌が大きめの方は慎重に治療を受ける歯科医院を選びましょう。
実績豊富な歯科医院のほうが、治療後に滑舌が悪くなるリスクが少なくおすすめです。
滑舌にできるだけ影響がなく、かつ納得のいく治療をご希望の方は、ぜひ一度当院までご相談ください。
>>無料カウンセリングのweb予約はこちら。

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