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老化でガミースマイルになるという話があるけどなぜ?


こんにちは、難波矯正歯科です!
「最近、歯ぐきが見えて気になる」と笑ったときの顔を見て悩んでいませんか?
子どものころは気にならなかったのに、年をとるにつれて笑うと歯ぐきが見える気がする方は、老化が原因かもしれません。
今回は、老化でガミースマイルになることがあるか、ガミースマイルになる原因やリスクも合わせて紹介します。

老化でガミースマイルになることがある

老化,ほうれい線

老化でガミースマイルになることは、あります。
特にガミースマイルの方は、「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」いわゆる出っ歯や、
上下のかみ合わせが深い「過蓋咬合(かがいこうごう)」になっている傾向があります。
出っ歯や過蓋咬合になるのは、遺伝が原因であるだけではなく後天的な問題が原因になることもあります。
年齢と共にガミースマイルが気になるようになったのであれば、遺伝ではなく後天的な問題が原因かもしれません。

また、老化でガミースマイルになった場合は、お口の中のトラブルや歯並びを悪くする癖が原因のことが多いため、
放置しておくと悪化する可能性があります。
早めに原因を突き止めて、ガミースマイルを改善するために、矯正治療を視野にいれましょう。

ガミースマイルとは?

ガミースマイルのイラスト

そもそも、ガミースマイルとは笑ったときに歯ぐきが見え過ぎる状態のことです。
普段は歯ぐきが見えないのに、ニッコリ歯を見せて笑うと歯ぐきが3mm以上みえる状態をガミースマイルと呼びます。
そのため、歯を見せて大笑いするのに抵抗がある方もいらっしゃいます。

老化でガミースマイルになる原因

ここからは、老化でガミースマイルになる原因を詳しくみてみましょう。

歯周病

歯周病の図解

歯周病にかかると、ガミースマイルになる可能性があります。
そもそも歯周病とは、細菌感染症のひとつです。
食べかすをしっかり歯磨きで取り除けないことで、
食べかすの中で細菌が増殖して塊となり「歯垢(プラーク)」が溜まります。
その結果、歯垢に含まれる細菌が炎症物質を生み出し、歯ぐきの腫れや出血を繰り返すようになります。
放置しておくと、歯ぐきの炎症に収まらず、歯を支えている顎の骨にまで炎症が広がります。
そして、顎の骨が溶かされて歯はグラグラと動くようになり、最悪の場合には歯が抜け落ちてしまうことも。
歯周病により歯がグラグラ動いたり、抜け落ちたりすると、歯並びは乱れて出っ歯になることがあります。
すると、出っ歯になったことで笑うときに歯ぐきが以前より見えるようになることがあるのです。

親知らず

親知らずのイラスト

2つ目は、親知らずが生えてきたことによりガミースマイルになるケースです。
親知らずとは、15歳前後に1番奥に生える永久歯のことです。
最大で4本親知らずが生える方もいらっしゃいますが、先天的に親知らずがなくて1本も生えてこない方もいらっしゃいます。
また、顎の大きさが成長し終えてから親知らずは生えるため、
親知らずが生えるスペースが不足することがしばしばあります。
そして、親知らずが生えるスペースがないと、親知らずは斜めに生えて手前の歯を押してしまうことがあるのです。
その結果、親知らずにより手前の歯だけではなく、すべての歯が全体的に前方に押されて、
出っ歯などと歯並びが悪くなります。
上の親知らずが生えた場合は、出っ歯になる可能性が高まり、ガミースマイルになるリスクもあります。

歯ぎしり

歯ぎしりをすると、歯並びに悪影響を及ぼして、結果的にガミースマイルになる可能性があります。
歯ぎしりとは、上下の歯を強くギリギリとこすり合わせる動作のことです。
就寝中やデスクワーク時など集中している間に無意識に行っている傾向があります。
そのため、ご自分で歯ぎしりしていることに気付かないで、歯並びが悪くなったり、
ガミースマイルになったりしてはじめて歯ぎしりをしていることに気付く方も少なくありません。
歯ぎしりしていることに気付かないでいると、歯や顎に負担がかかります。
かみ合う力に耐えきれずに、歯が倒れたり、移動したりして、徐々に歯並びは乱れてしまうのです。

歯ぎしりだけではなく、グッと強く上下の歯を噛み占める「食いしばり」も注意しましょう。
歯ぎしりや食いしばりをする原因は、はっきりとは解明されていません。
一般的には、ストレスや生活習慣の乱れ、悪い歯並びなどが原因ではないかと言われています。
ガミースマイルを改善することも大切ですが、歯ぎしりや食いしばりを改善しない限りは、
歯並びが再び悪くなるリスクがありますので、歯ぎしりの原因を突き止めてみましょう。

歯並びが悪くなり、ガミースマイルになってしまう可能性は十分にあります。
悪い歯並びになる原因は、遺伝だと考える方が多いかと思いますが、
ほとんどが癖などによる後天的な問題が原因で歯並びが決まるとわかっています。
歯並びを悪くする可能性のある癖は、以下が挙げられます。

・爪を噛む癖
・唇を噛む癖
・舌で前歯を押す癖
・舌を噛む癖
・舌を出す癖
・口をポカンと開ける癖

上記のような癖が原因で、前歯のかみ合わせや歯並びが乱れることがあります。
特に、爪や唇を噛む癖がある方は、出っ歯になる傾向があり、ガミースマイルにもなりやすいです。
1回くらいであれば、歯が動くことはありませんが、長時間、何日にもわたり続けると、歯は徐々に動くのです。
一度歯並びが悪くなると、元のよい歯並びに自力で戻すことは難しいため、癖がある方は早めにやめましょう。
また、癖はなかなかご自分では気付きにくいものです。
家族から指摘されれば発見できますが、癖があるかわからない方は、写真などを見返してみるとよいでしょう。

ガミースマイルを放置するリスク

ガミースマイルを放置すると、見た目だけではなくお口の健康などにも悪影響を及ぼします。

コンプレックスを抱える

ガミースマイルの方は、歯を見せて大笑いすることをためらったことがあるのではないでしょうか。
歯ぐきを見せたくなくて、口元を手で隠したり、マスクを手放せなかったりします。
口元にコンプレックスを抱えることで、性格まで暗くなったと感じられる方もいらっしゃいますよ。

むし歯や歯周病になるリスクが高い

ガミースマイルの場合は、上顎が前方に出ている傾向にあり、歯並びやかみ合わせも乱れています。
そのため、歯と歯の間に食べかすが詰まりやすく、歯磨きが上手くできないことも。
お口が清潔に保てなければ、むし歯や歯周病になるリスクが高まります。
見た目だけではなく、お口の健康を守るためにもガミースマイルを改善しましょう。

口臭の原因になる

ガミースマイルの方は、上顎が前方に出ているために唇が閉じにくいことがあります。
そのため、口呼吸になり口の中が乾燥しますよね。
お口が乾燥するということは、唾液があまり分泌されない状態が続くことで、
唾液の作用である「殺菌効果」「自浄作用」が十分に得られません。
その結果、口臭が強くなる可能性があります。

当院のガミースマイルの治療法

当院では、ガミースマイルの治療も行っています。

矯正治療

出っ歯や過蓋咬合など、歯並びが原因でガミースマイルになっている方は、矯正治療をご提案させていただきます。
当院では、表側矯正だけではなく裏側矯正やマウスピース型矯正といった目立ちにくい矯正装置もご用意しています。
ワイヤー矯正の場合は3週間に1回くらい、マウスピースの場合は2ヶ月に1回くらいのペースで通院していただき、
歯並びを整えてガミースマイルを改善します。
必要があれば、歯科矯正用のアンカースクリューという小さなネジを歯ぐきに埋め込み、
ガミースマイルを改善することができます。
これにより、身体への負担を少なくして治療が進められます。

外科手術

上の顎が成長しすぎているなど、骨格的な問題がある場合は外科手術を組み合わせた矯正治療をおすすめします。
顎の骨を切除して、かみ合わせを整えた後に矯正装置で歯並びを整えていく方法です。
外科手術が必要かどうかは、ご自分で判断が難しいため、まずはお気軽にご相談にお越しください。
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