皆様、こんにちは。
角屋難波ビル2階にある【難波矯正歯科】です。
矯正治療をしていると、装置が外れることがまれにあります。
そのまま装置を外しておくと歯並びが後戻りしたり、治療が計画通りに進まなかったりするリスクがあるため注意が必要です。また、事前に矯正装置が外れたときのご自宅での対応を知っておくことでトラブルを避けることもできます。
そこで今回は、装置が外れたら放置してよいのか、外れる理由や対処方法を紹介します。
目次
矯正装置が外れたら放置してよいの?
装置が外れてもそのまま放置することはあまりよろしくありません。まずは、放置する時間とリスク、費用を詳しくみてみましょう。
放置する時間とリスク
矯正装置が外れたら慌てずに対処しましょう。
外れてすぐに歯が予定以外の位置に動くことは考えにくいため、次の通院日まで数日程度であれば歯並びや治療計画に支障はほとんどありません。
しかし、1週間以上も次の通院まで期間が空く場合は、悪い歯並びに戻るリスクが高まります。
次回の通院日まで期間が空く場合はもちろんですが、装置が外れていることに気付いたら念のためかかりつけの矯正歯科にご相談ください。
費用
当院では、トータルフィー制度を採用しており治療費内に急患対応費用(ブラケットが外れたケース)も含まれています。
そのため再着などの処置費を別途支払いいただく必要はございません。
ただし、ブラケット自体を無くしてしまうと製作費用などがかかることがあるので、外れた装置は捨てずに矯正歯科にお持ちください。
基本的には外れた装置を利用して再着します。とくにオーダーメイドで製作する裏側矯正(舌側矯正)に関しては失ってしまうと精密検査を行い再度作り直すことになり、時間も費用もかかるため気を付けてください。
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矯正装置は外れるの?
せっかく矯正治療で歯並びを治しているのに、外れるなんて……と不安になる方もいると思いますので、ここからはその理由をみていきましょう。
外すことが前提
矯正装置は外すことが前提なので、歯に強固に付いているわけではありません。
歯並びを整えるために歯の表面に専用の接着剤を用いて装置を付けるのですが、歯並びが整ったら装置は外さなくてはなりません。そのため、あまり強固に接着させると装置を外すときに歯の表面に負担がかかったり、傷がついたりするリスクがあります。
このようなことから、用いられる接着剤は「外す」ことを前提としており、治療中に外れることはありえるのです。
装置に強い力がかかったりすると、簡単に外れてしまうのです。
歯が動いている証拠
歯並びが整ってくると装置が外れることがまれにあります。
1ヵ月のうちに0.5mmくらい歯は矯正治療により動くのですが、歯の部位や歯並びの悪さにより個人差もあります。
歯の動き方によっては装置に力がかかりすぎて外れるケースがあります。
他にも、ねじれが強い歯を動かす場合にはワイヤーの形状記憶の性質によりブラケットに力がかかることで外れることも。
矯正装置を始めたばかりのころは、歯並びが悪い部分の方が装置は外れやすいかもしれません。矯正治療が終盤になり装置が外れる場合は、他の原因を疑ってみましょう。
矯正装置が外れる原因
矯正装置が外れる原因を詳しく解説します。
硬いものを噛む
矯正治療中は食べてはいけないものは原則ないのですが、注意して食事するべきものはあります。
ブラケットが外れやすくなるため、硬いものを噛むときは気を付けましょう。
たとえば、前歯でりんごを丸かじりしたり、せんべいを噛んだりすると外れるリスクが高まります。できるだけ一口大にして噛むとブラケットへの負担が減ります。
外傷などの強い衝撃
転んだときに顔をぶつけるなどお口元に外傷ができるような衝撃で装置が取れるリスクがあります。
他にもスポーツをしているときにお口元にボールがぶつかったり、選手同士が衝突したりするトラブルにより前歯の装置が外れることも。
このような強い衝撃で外れた場合は、お口の中の粘膜に傷がつく危険もあります。部活や趣味でスポーツをされている方は、表側矯正ではなく裏側矯正の方がこのようなリスクは低減できるのでご相談ください。
触りすぎ
矯正装置が歯に装着されたばかりのうちは、装置が気になって舌や指で触ってしまう方もいらっしゃいます。
癖になり知らず知らずのうちに触ってしまい装置が外れるリスクが高まります。装置は触りすぎると圧がかかり外れることもあるため、注意が必要です。
食べものが絡む
装置に食べものが絡まり、取り除こうとしたときに装置が外れてしまうことがあります。
とくに、繊維の多い食べものや粘性のある食べものは装置に絡まりやすいため気を付けてお召し上がりください。
歯を大きく動かしたい
歯のねじれや傾きが大きい場合は、一部の歯に力が強くかかります。
そのため、このような箇所の装置が外れることがまれにあります。
他にも、歯にパワーチェーンという装置を付けて一部分に力をかけることで歯を効率よく動かす方法があるのですが、この際にパワーチェーンが外れたり、ちぎれたりすることもあります。
補綴物
天然歯はもちろん、セラミックや金属の修復物にブラケットを貼り付けて歯を動かすケースも。天然歯よりも修復物の方が装置は外れやすく、人工物に薬剤を付けてしっかり装着できるように処置することもあります。
矯正装置が外れときの対応【歯科医院】
歯科医院での対応を解説します。
かかりつけの矯正歯科にすぐ行く
通院日が近い場合は、外れた装置を保管して予定通り来ていただくこともあります。外れたものや部分によっては、すみやかに矯正歯科に来ていただくこともあるため、お電話にてご相談ください。
歯科医師の指示に従う
矯正歯科に急患としてご来院いただきます。
歯科医師が歯並びや装置の状態を確認して再着するのか、新しい装置を付けるのかなど判断いたします。
歯科医師の指示に従い引き続き治療を受けましょう。
矯正装置が外れたときの対応【ご自宅】
矯正装置が外れたときは、自分で対応することも大切です。
ワイヤーの場合
ワイヤーが外れた場合は、結紮線(けっさつせん)と呼ばれる細いワイヤーが取れている可能性があります。
結紮線を飲み込まないようにお口から出しておきましょう。
矯正治療中に使用するワックスを外れた箇所に貼り付けることで粘膜が傷つくことも防げます。
ブラケットの場合
ブラケットが外れたら誤飲しないように注意して保管します。自己判断で捨てないようにしましょう。
バンドの場合
奥歯には、歯の側面を一周包むように金属のバンドを装着します。
バンドが外れた場合は、無理に押し込むと歯ぐきを傷付けることがありますのでやめましょう。バンドが外れると噛み合わせが高くなるため、食事に注意してすみやかに矯正歯科にお越しください。
セパレーターの場合
バンドを装着する前に歯と歯の間に隙間を作るためにセパレーターというゴム製の装置を入れることがあります。
歯と歯の間が広がるとセパレーターは外れるケースも。放置するとせっかくあけた隙間が戻ってしまうため早めに来院ください。
まとめ
矯正装置が外れたときは、慌てずに矯正歯科にご相談のご連絡をください。
すぐにご来院いただく必要ないケースのときは、外れた装置は保管して予定通り通院日にきていただくこともあります。
自己判断で外れた装置を放置すると、悪い歯並びに後戻りすることもありますので通院日までそのままにしておけばよいのか迷った場合はお気軽にお電話ください。
難波矯正歯科は南海難波駅から徒歩3分で、仕事終わりにも通いやすく遊びに行くのにも便利な立地です。歯医者のためだけに遠くに通うのが億劫になってしまう方にはぜひ当院をお選びいただけたらと思います。
当院のカウンセリングでは矯正経験のあるカウンセラーより、お悩みを一緒に解決できるようご提案させていただいております。ご自身のことをより知りたいと思っている方はぜひ精密検査(有料)も受けてみてください。知りたいことや矯正後の自分をより知れる機会になります。
スタッフ一同ご来院をお待ちしております。
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