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金属アレルギーでも矯正治療は受けられる?金属アレルギーの矯正治療を解説


金属アレルギーのイメージ画像

みなさん、こんにちは。難波矯正歯科です!

「ネックレスやピアスをするとかゆくなる。」などの金属アレルギーに悩まれている方も少なくありません。
そして、歯並びを改善したいけれど、金属アレルギーが心配で始められない方もいるのではないでしょうか?
今回は、金属アレルギーでも矯正治療は受けられるのか、金属アレルギーが出る理由、金属アレルギーが出たときの対応、金属アレルギーの方への矯正治療方法などを解説します。

金属アレルギーでも矯正治療は受けられます!

ワイヤーの表側矯正(ラビアル矯正)のイメージ画像

結論からいうと、金属アレルギーでも矯正治療は受けられます。
ただし、金属アレルギーがある方は、事前のカウンセリング時に伝えましょう。
>>事前のカウンセリングとは?

矯正治療に使用する装置は、金属を使用しますので、金属アレルギーの方は注意が必要です。
一般的に広く知られている「表側矯正」は、歯の表面に金属のブラケットを専用の接着剤で貼り付けて、金属のワイヤーを通します。
そして、3週間に1回くらいのペースでワイヤー交換をして歯並びを徐々に整えます。

ここまで説明を受けると「金属を使用するなら、アレルギー反応が出るのでは?」と思いますよね。
矯正装置には、ニッケルを含むステンレス製の器具を使用することがあります。
そのためニッケルアレルギーがある方には使用できません。
しかし、ステンレスブラケットよりもチタンブラケットを使用する方が多く、金属アレルギーの方でも安心して治療が受けられるようになっています。

チタンは軽く、強度があり、歯並びを整える装置として多く使用されています。
そして、チタンは金属アレルギーを引き起こすリスクがほとんどない素材とわかっています。
矯正治療だけではなく、顎の骨に埋め込む人工歯「インプラント」や骨折などをした際に身体に埋め込む「ボルト」や「人工関節」などもチタンで製造されてます。

また、金属以外の材料で作られたセラミックのブラケットプラスチック素材のブラケットも現在は用いられるようになってきました。

どうして金属アレルギーが出るの?

アレルギーで腕を掻く女性

ここからは、金属アレルギーが出るメカニズム金属アレルギーになりやすい素材を解説します。

金属アレルギーのメカニズム

原因の多くは、アクセサリーや衣類・化粧品・時計などに含まれる金属が、汗などに触れて溶け出しイオン化することで、皮膚から身体の内部に取り込まれることによるものです。
金属そのものに対してアレルギーを起こしているというよりは、化学反応を起こして金属がイオン化したときに金属アレルギーを引き起こします。
そのため、イオン化する金属は注意が必要です。

金属アレルギーの症状

金属アレルギーを引き起こすと金属の種類に関わらず、

  • かゆみ
  • 発疹

が現れます。

他にも、腫れや水ぶくれなどが現れる重度の金属アレルギーの方もいらっしゃいます。
金属に触れている部分だけではなく、全身にアレルギー反応が現れるため発見が遅れることもあります。

長い間ニキビだと思っていたのが、じつは金属アレルギーが原因だったということもあります。
皮膚に異常がありましたら、まずは皮膚科でしっかり検査をしましょう。
いざ、矯正治療を開始するときも安心してはじめることができますよ。

金属アレルギーになりやすい人

金属アレルギーは突然発症することもあります。
そのため以前は大丈夫だったのに急にかゆみや発疹が出て気付くことがあります。

1.汗が出やすい人

汗がよく出る人は、汗が出にくい人に比べて金属アレルギーになるリスクが高まります。
なぜなら、金属を着用していても汗に反応して溶けださなければ、金属がイオン化することは少ないからです。

2.アレルギー性の疾患がある人

アレルギー性の疾患を持っている人は、免疫細胞がすぐに反応を起こしやすい状態なので、金属にもアレルギー反応を起こしやすいのです。

3.金属を身に付ける機会が多い人

金属を使用したピアスやネックレス、時計を普段から身に付けている人は、金属アレルギーになるリスクが高まります。
長い時間、金属を身に付けていると体温の変化や水に触れる機会が多くなりますよね。
そのたびに、金属はイオン化するため注意が必要です。
長時間にわたり金属を身に付ける人は、かゆみや発疹が出たらはやめに外しましょう。

金属アレルギーになりやすい素材

金属アレルギーになりやすい素材は、

  • ニッケル
  • パラジウム

が挙げられます。

金属アレルギーになりにくい素材

金属アレルギーになりにくい素材は、

  • ゴールド
  • プラチナ
  • チタン
  • ジルコニウム

が挙げられます。

金属アレルギーが出たらどうするの?

金属アレルギーが出たら、早めに金属を身に付けるのをやめて様子をみましょう。
皮膚にかゆみや発疹が出たら悪化する前に皮膚科で診てもらうとよいです。
万が一、矯正治療中に金属アレルギーが現れたら矯正歯科にも相談しましょう。

矯正治療を受ける前にアレルギー検査を受けよう!

アレルギー検査の結果票

矯正治療で金属を使用することがあるため、金属アレルギーかもしれない……と不安がある方は、治療前に皮膚科でアレルギー検査を受けましょう。
もちろん矯正歯科でも、アレルギーが心配な方へアレルギー検査をすることがあります。

アレルギーには5つの型があり、金属アレルギーは4型に分類されます。
金属アレルギーは遅延型で、すぐにアレルギー反応は現れません。
症状は、24時間から72時間経ってから現れることが多いのが特徴です。

歯科で行う金属アレルギーの検査は、歯の表面に金属のブラケットを装着して、普段通りに生活していただく方法です。
矯正装置すべてを付けずに、お口を開けたときに目立ちにくい部分に金属のブラケットを装着した状態で、アレルギー反応が出るかを検査します。
金属アレルギーは遅延型なので、装着してすぐに引き起るものではありません。
そのため、1日は装置を付けていただかないといけません。

金属アレルギーがある方への矯正治療

マウスピースも持つワイヤー矯正をしている女性

金属アレルギーがあるとわかっている人や、検査の結果金属アレルギーとわかった人は、以下の矯正方法で治療を受けていただきます。

セラミック素材の表側矯正

歯の表面に金属のブラケットを貼り付ける「表側矯正」が一般的に広く知られていると思います。
しかし、目立ちにくい矯正をお探しの人や金属アレルギーの人が選択できるように、白や透明のブラケットをご用意しております。
セラミック素材やプラスチック製のブラケットもありますので、金属アレルギーの方も安心して治療が進められます。
使用するワイヤーもチタン製のもので対応が可能ですよ。
3週間に1回のペースで通院していただき、新しいワイヤーに交換することで歯並びを整えます。

ただし、ワイヤー矯正を選択したい方は、表側矯正でなければ対応ができません。
目立ちにくい矯正のひとつである「裏側矯正」は、金属のブラケットしかありませんのでご注意ください。

マウスピース型矯正

マウスピース型矯正の装置

目立ちにくいから裏側矯正を希望していた方も、矯正治療をあきらめないでください。
当院では、目立ちにくい矯正方法として「マウスピース型矯正」もご用意しております。

マウスピース型矯正とは、取り外し式の透明のトレーを装着していただくことで歯並びを整える方法です。
患者様の歯並びに合わせてオーダーメイドでマウスピースのトレーを何枚も製作します。
装置を装着しても透明なので、矯正治療をしていると気付かれにくいのが特徴ですよ。

トレーは、2週間に1回くらいのペースで新しいものに交換していただきます。
矯正開始から最後までのトレーを一度に製作するため、最大で2ヶ月分のトレーをお渡しすることが可能です。
金属を使用していないため、金属アレルギーがある方も安心して治療が進められますね。

矯正治療のご相談は難波矯正歯科へ

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