「歯並びを改善したい！」「笑顔に自信を持ちたい！」など、矯正治療を希望する理由は人それぞれです。
矯正治療には様々なメリットがありますが、気をつけたい注意点もいくつかあります。
ここでは「大人の矯正治療で気をつけたいこと」や「大人の矯正治療のメリット」などを、矯正治療の装置の種類も含めてご紹介します！
大人の矯正治療で気をつけたい5つのポイント
大人の矯正治療で気を付けておきたいポイントを5つにまとめました。
矯正治療をするうえで起こりうることですので、きちんと知っておきましょう！
1.むし歯や歯周病を発症しやすい
むし歯や歯周病は、お口の中に細菌が繁殖することにより発症します。
これらの原因菌は、暗くて狭いところに隠れるのが大好きです。
矯正治療中は、いつも以上に丁寧な清掃を心掛けましょう！
とくにワイヤー矯正は固定式の矯正装置を装着するため、どうしても清掃が不十分になりやすいです。
デンタルフロスやワンタフトブラシ・歯間ブラシなど、細かい部分の清掃に特化したものを併用することをおすすめします。
2.抜歯が必要なことがある
成長過程を利用して顎を大きくすることが出来る小児の矯正治療とは違い、大人の矯正治療では顎を拡げることはできません。
限られたスペースに歯を並べられるように、歯の本数で調整する必要があります。
また、抜歯をせずに並べると見た目の美しさを損なってしまう場合にも抜歯が必要です。
「抜歯は怖いから避けたい」「大切な歯を抜きたくない」と考えてしまう気持ちもわかります。
しかし歯を抜くことは、スムーズに矯正治療を成功させるために必要なことなのです。
3.矯正治療期間が長くかかる
成長過程の子どもの矯正治療とは違い、大人の歯は急に大きく動かすことができません。
そのため治療期間が長くかかりやすいといえます。
「早く動かしたいから」と無理な力を加えると、歯を支えている骨や歯・歯の神経などを損傷してしまう恐れもあり大変危険です。
期間はかかりますが、歯科医師の指示通りに少しずつ治療をすすめていきましょう。
装置が破損した時はすぐに連絡し、正しく使用できるようにしてもらうことも大切です。
せっかく動かした歯が後戻りをするのを防ぐためにも、トラブルは早めに連絡して解決しておきましょう！
4.歯の根っこが短くなる（歯根吸収）
歯ぐきの下の骨の中には、歯ぐきより上に見えている部分の2〜3倍の長さの根が埋まっています。
矯正治療を行う際、歯を移動させるために横から力を加えることが原因で、歯の根が少し吸収され短くなる（歯根吸収が起こる）場合があります。
一度歯の根が短くなると元の長さに戻ることはありません。
また、短くなればなるほど衝撃に弱くなり、歯がグラグラしてきたり噛みにくくなる恐れがあります。
矯正治療で歯を移動させたあと、きちんと保定を行えば極端な歯根吸収は起こらないとされています。しっかりと指示に従って最後まで治療を行いましょう。
5.歯ぐきが下がる（歯肉退縮）
歯周病や加齢が原因で歯ぐきが下がるというのはご存知の方も多いのではないでしょうか。
矯正治療中は歯周病のリスクが高くなるため、歯周病による歯肉退縮も考えられます。
歯を動かすために力を加えると歯を支えている歯槽骨が薄くなります。
その結果として歯ぐきが痩せたように見えることもあります。
矯正治療で綺麗な歯並びになっても、歯ぐきが下がってしまうと気になりますよね。
なるべく歯ぐきを退縮させないためにも、歯周病予防や適切なブラッシングを心がけましょう！
大人の矯正治療にメリットはある？
大人の矯正治療を受けることでどのようなメリットがあるのでしょうか。
いくつか簡単にご紹介します。
- コンプレックスを解消できる
- むし歯や歯周病のリスクを軽減
- 全身の健康へとつながる
ガタガタに生えた歯や出っ歯などをコンプレックスに感じている方は、矯正治療を行うことで見た目のコンプレックスを解消できるはずです。
矯正治療中にはむし歯や歯周病のリスクは高くなりますが、治療終了後には清掃しやすくなり、むしろリスクを減らすことに繋がります。
矯正治療により正しい噛み合わせになることで「肩こりや頭痛・肥満などのさまざまな体の不調が改善した」という報告もあります。
見た目を改善するために矯正治療を考える方も多いとは思います。
しかしそれだけではなく、きちんとした噛み合わせを手に入れることができるのは矯正治療の大きなメリットといえるでしょう。
大人の矯正治療の装置の種類は4つ
大人の矯正治療の装置の種類として「ワイヤー矯正」「舌側ワイヤー矯正」「ハーフリンガル矯正」「マウスピース矯正」の４つを主に使用します。
それぞれの特徴は、以下の通りです。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正とは、ブラケットとよばれる装置を歯に接着し、そこにワイヤーを通しておこなう矯正治療の方法です。
歯の表側に装置を取り付けるため他の種類と比べて目立ちやすいという特徴があります。
さまざまな歯並びの症例に対応することが可能です。
過去の実績が豊富なこともあり安心して治療を受けたい患者さまにご好評です。
舌側ワイヤー矯正
舌側ワイヤー矯正とは、ワイヤー矯正の装置を歯の裏側に取り付けておこなう矯正治療の方法です。
ワイヤー矯正の中でも表側に装着するものとは違い目立ちにくいため、見た目を気にされる方に選ばれています。
しかし舌側ワイヤー矯正の装置を付けることで発音しにくくなったり、違和感がでやすかったりします。
そのため慣れる努力が必要です。
>>「舌側ワイヤー矯正」について
ハーフリンガル矯正
ハーフリンガル矯正とは、上の歯に舌側ワイヤー矯正を装着し、下の歯に表側のワイヤー矯正を装着する矯正治療の方法です。
下の歯の裏側に装置がないため舌側ワイヤー矯正よりも違和感を軽減できます。
そのうえ、上の歯の表側に装置がないため目立ちにくくなります。
さまざまな症例に対応でき、なおかつ目立ちにくい治療を希望される方に選ばれている方法です。
マウスピース矯正
マウスピース矯正とは、ブラケットやワイヤーを使用せずマウスピース型の矯正装置をはめておこなう矯正治療の方法です。
装着していても目立ちにくく、お手入れも比較的簡単にできるので人気があります。
適切に装着しないと効果がでにくくなります。
そのため、しっかり管理できる人におすすめの治療方法といえるでしょう。
>>「マウスピース型矯正」について
安心して矯正治療を受けるために
「どこの歯科医院で矯正治療を受けたらいいんだろう」と悩まれることもあるかと思います。
多くの歯科医院で矯正治療を取り扱っていますが、経験や実績の面から考えても矯正に特化している矯正歯科での治療が安心といえるでしょう。
矯正歯科には矯正治療に必要な器具・機材が揃っています。
また、日本矯正歯科学会の認定医が在籍していることがほとんどです。
矯正治療へのお悩みがある方は、事前のカウンセリングで不安なことや気になることなどしっかりと聞いておきましょう。
種類や費用・必要な期間など、具体的に教えてもらえる歯科がおすすめです。
>>難波矯正歯科の「治療費用」について
矯正治療中は突然のトラブルも起こりうるため、なるべく通いやすい場所にある歯科医院を選ぶとよいでしょう。
職場や学校の近くなど、なるべく生活圏内の歯科医院で治療すると安心です。
難波矯正歯科が属する「渋谷矯正歯科グループ」は全国で展開しております。
>>「転院制度」について
カウンセリングも無料で行っております。矯正治療のことで迷ったらお気軽にご相談ください。
>>カウンセリングのweb予約