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マウスピース矯正中に煙草を吸ってもいい?


こんにちは!難波矯正歯科です。

タバコは体によくないと言われているのは皆さんも十分知っているかと思います。
ですが中には、タバコをやめられず喫煙中でも矯正治療を希望される方もいらっしゃることでしょう。
そこで今回は、マウスピース矯正中にタバコは吸えるのか、またどのようなデメリットがあるのかもお話していきます。
これからマウスピース矯正を考える方や禁煙が難しく悩んでいる方にもご参考にして頂ければと思います。
ぜひ、最後までお読み下さい。

喫煙者でもマウスピース矯正はできるの?

喫煙する女性

喫煙の習慣がある方でもマウスピース矯正をすることはできます。
ですが、マウスピースを装着したままタバコを吸うのはおすすめできません!
マウスピースをしたままタバコを吸ってしまうと装置がヤニで変色してしまいますし、
ヤニの上に汚れが付きやすくなってしまうのでマウスピースが不衛生になります。
タバコを吸う頻度によってはマウスピースが劣化してしまい、矯正にも影響が出てきてしまう・・と考えられています。

マウスピース矯正ってどんな治療?

マウスピース矯正の装置

マウスピース矯正とは、自分の歯の形と歯並びに合わせた透明の樹脂でできた薄い型を歯にはめて、
歯を移動させる治療方法
です。
ワイヤー矯正は矯正装置が歯に固定されるので、自分で装置を取ることができません。
しかしマウスピース矯正は、自分でマウスピースの着脱ができるので歯磨きのしやすさもあります。
食事するときは外しますが、1日20時間以上装着して少しづつ歯を動かしていきます。
ワイヤー矯正に比べて、矯正中の痛みを感じにくいのも特徴です。

※マウスピース矯正についての詳細はこちらのページをご参照ください。

マウスピース矯正治療中にタバコを吸いたくなったらどうするの?

マウスピース矯正を始めたあとも喫煙をする場合には、その都度マウスピースを取り外すようにして下さい。
マウスピースは1〜2週間ごとに新しいものに交換しますが、タバコでの劣化や変色はよいことではありません。
タバコを吸う頻度の高い方にとっては、取り外す回数も増えるので少々面倒に感じると思いますが、
装着したままの喫煙はおすすめできません。
健康を考えるのでしたら矯正治療をきっかけに禁煙に踏み切るのはとても素晴らしいと思います!
矯正治療が終了するのと一緒に体も健康的に生まれ変わっているのはいいですよね。

マウスピース矯正中にタバコを吸うデメリット

禁煙を勧める医師

1.歯の動きが遅くなる

矯正治療中の喫煙習慣が及ぼす大きな悪影響は歯の動きが遅くなってしまうことです。
タバコの煙に含まれるニコチンや一酸化酸素が原因で血の巡りが悪くなってしまうのが原因です。
矯正中の歯の移動は、進む方向の骨を溶かしてスペースをつくって歯が動き、
元あった場所に新しく骨をつくる吸収と再生のサイクルが順番におこなわれていいるんです。
ですが喫煙によって血の巡りが悪くなってしまうと、
酸素や栄養分などの必要なエネルギーが運ばれにくくなってしまうので、同時に歯の動きも遅くなってしまうんです。

2.治療期間が伸びる

歯の動きが遅くなるということは同時に治療期間もタバコを吸わない方と比べると伸びてしまうことになります。
早くキレイな歯並びに整えて治療を終えたい方はやはり禁煙を考えていただくか、
1日の喫煙本数を減らしていくのも効果的です。
ご自身のできるところから無理せずに始めてみるのはいかがでしょう。

3.マウスピースの変色の可能性

タバコを吸うたびにマウスピースを着脱すれば大きな変色やヤニの付着は避けされます。
ですが喫煙後はお口の中はヤニで汚れているのでマウスピースにも移ります。
喫煙者で完全に変色を避けることは難しいでしょう。

4.歯周病のリスクが高くなる

タバコの煙は歯ぐきや頬の粘膜から体に吸収され血管を流れて全身に回ります。
お口の中ではタバコによる血液の流れが悪くなり酸素が行き渡らなきなります。
そうなると歯周病菌が繁殖して活発に動くようになり歯周病のリスクが高まると、
矯正治療で動かしている歯や顎の骨にも悪影響が出てきます。

5.口の中の乾燥と口内炎ができる

タバコは口の中を乾燥させます。
マウスピースをはめた頃は慣れず傷がついたり口内炎ができてしまうことがあります。
粘膜が潤っている状態ですと傷がつきにくくなり治りも早いのですが、
乾燥していると治りが遅く口内炎も頻繁にできてしまう可能性があります。

6.お口の中の細菌が増える

お口の中がタバコの影響で乾燥すると口腔細菌が増えてきます。
細菌が増えればむし歯や歯周病にかかるリスクもグンと上がります。

7.口腔がんのリスクが高くなる

タバコの煙には発がん性物質が多量に含まれていて、お口の中は体の中で一番最初に煙が触れるところで影響も大きいです。
口内炎に見えても、実は歯肉のがんであったり舌がんだった・・というケースもあります。
他にも粘膜異常を引き起こす可能性もあるのでかなりのハイリスクをいえます。

加熱式タバコは大丈夫?

電子タバコ,加熱式タバコのイメージ画像

最近ではアイコスなどの加熱式タバコや電子タバコを吸う方も増えてきましたよね!
紙タバコではないのでマウスピースや人体への影響もないのでしょうか?
IQOS(アイコス)で有名な加熱式タバコは、電子タバコとは違ってタバコの葉を使っているので
蒸気にニコチンが含まれています。
紙タバコのようなもくもくとした煙が出なくても、ニコチンやタールのせいで歯ぐきの血流を悪くし歯の移動を遅らせ、
歯やマウスピースもヤニが付着してし細菌の温床や劣化の原因になります。

電子タバコは大丈夫?

電子タバコは香りのついたリキッド(溶液)を電気で加熱して、発生した蒸気を吸引する仕組みのタバコです。
タバコという名前がついているので紛らわしいのですが、
紙タバコや加熱式タバコとは違ってタバコ葉は使われていないので、
有害物質であるニコチンやタールも含まれていません。
電子タバコのリキッドにはグリセリンやプロピレングリコールが主成分になっているので毒性は低いとされています。
日本ではニコチン入りの電子タバコの販売は禁止されているので安全ですが、
海外製のものはニコチンが含まれていることもあるので注意が必要です!
なので、副流煙を気にする場合、目の前の人の電子タバコがニコチン入りかどうなのかは
日本製か海外製かで判断がつくでしょう!

矯正したいけどタバコがやめられない人はどうしたいい・・・?

矯正中のタバコによる影響も人体への悪影響もお分かりいただけたかと思います。
ですが、どうしても喫煙がやめられない・・と悩む方もいますよね。
そのような方は、紙タバコや加熱式タバコをやめてせめて電子タバコにするというのはいかがでしょう。

現在、研究が進んでいる途中なので全くの健康被害はないと断言することはできませんが、
たばこ葉を使っていないのは電子たばこのみです。
口元が寂しい、タバコをくわえていないとストレスに感じるという方は、
一度電子タバコにチャレンジしてみるのをおすすめします!

まとめ

マウスピース矯正を検討中の方やタバコを辞められずに悩んでいた方は参考になりまいたでしょうか?
歯並びがキレイに整っていてもヤニがついた歯は美しくありません。
タバコの健康被害も大きいですが肌もカサつき血色も悪くなります。
美にこだわる方は矯正治療だけでなく総合的なトータルビューティーにも目を向けてみてはいかがでしょう!
全身の美しさは体の健康からくるものです!

また、歯並びについてお悩みの方や、歯列矯正をご検討中でご相談したい方は、
ぜひ無料カウンセリングをご利用くださいませ!
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